さっちゃんの足跡
6. 友達
さっちゃんには幼稚園時代の友達がたくさん居ました。
でもなぜか、さっちゃんが盲学校に入学してから家に遊びに来る子が少なくなりました。
なぜ? ママも(不思議だな。)って思いました。
確かにさっちゃんが家に居るのは月に二度の帰省日だけ。
それも土曜日の夕方に帰ってきて日曜日の夕方には寄宿舎へ帰ってしまいます。
平日は家に居ません。 だから遊ぶことも出来ません。
たまに遊びに来てくれる女の子でも昼には帰ってしまいます。 さっちゃんも寂しそう。
入学から3年も経つと幼稚園時代の友達はみんな居なくなりました。
スーパーで見掛けても挨拶すらしなくなりました。 その中にはママ友だって居たのに。
(学校次第でこうも変わってしまうんだなあ。) ママもショックです。
さっちゃんを連れて歩いていると顔見知りの親子が逃げるように歩いて行きました。
(私たちって何なの? さっちゃんは目が見えないだけじゃない。 何か悪いことでもしたの?)
「そうです。 目が見えないだけなんです。 だから私たちも視力障碍者だとは思っていません。」
寄宿舎のあの人たちはそう言ってくれたのにこの人たちは何なの?
さっちゃんは何か悪いことでもしたの? 嫌われるようなことをしたの?
してないよね? そうだよね?
ママはさっちゃんを見ながらいつも自分にそう問いかけるのでした。
でもなぜか、さっちゃんが盲学校に入学してから家に遊びに来る子が少なくなりました。
なぜ? ママも(不思議だな。)って思いました。
確かにさっちゃんが家に居るのは月に二度の帰省日だけ。
それも土曜日の夕方に帰ってきて日曜日の夕方には寄宿舎へ帰ってしまいます。
平日は家に居ません。 だから遊ぶことも出来ません。
たまに遊びに来てくれる女の子でも昼には帰ってしまいます。 さっちゃんも寂しそう。
入学から3年も経つと幼稚園時代の友達はみんな居なくなりました。
スーパーで見掛けても挨拶すらしなくなりました。 その中にはママ友だって居たのに。
(学校次第でこうも変わってしまうんだなあ。) ママもショックです。
さっちゃんを連れて歩いていると顔見知りの親子が逃げるように歩いて行きました。
(私たちって何なの? さっちゃんは目が見えないだけじゃない。 何か悪いことでもしたの?)
「そうです。 目が見えないだけなんです。 だから私たちも視力障碍者だとは思っていません。」
寄宿舎のあの人たちはそう言ってくれたのにこの人たちは何なの?
さっちゃんは何か悪いことでもしたの? 嫌われるようなことをしたの?
してないよね? そうだよね?
ママはさっちゃんを見ながらいつも自分にそう問いかけるのでした。