御曹司との交際0日婚なんて、聞いてません!──10年の恋に疲れた私が、突然プロポーズされました
「……っ!」律さんの体がぴくんと跳ねる。

「だめ、触ったら興奮するから。」

「いいよってば。」

私は律さんを抱き寄せた。

「ほら……」私は大胆に足をあげた。

「……千尋、ほんとに……ここで?」

律さんの声はかすれていて、息が熱を帯びている。

「うん……ここでも、律さんとなら……」

私が足を絡めると、律さんの喉がごくりと鳴った。

彼の両手が私の腰を支え、そっと持ち上げるように引き寄せる。

「そんなにされたら……もう、我慢できないよ。」

唇が重なり、指先が肌の上をゆっくりと滑っていく。

お湯のせいでいつもより敏感になった肌が、律さんの指を感じ取って震える。

「かわいい……全部が、愛しい。」

私の耳元で囁かれた声に、心まで蕩けそうになる。

腰を引き寄せられ、彼の熱が私に触れる──

「千尋……入れるよ……?」

私は小さく頷いた。

その瞬間、身体が律さんに包まれて、奥まで熱が差し込んでくる。
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