結婚当日に夫が浮気したから、ヤケになって愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
それを悟られぬよう、私は言葉を続ける。
「リンダさんだって、我が子と引き離されたらかわいそうではありませんか?」
「それには心配およばないよ。彼女は僕の愛人だから、屋敷の離れに住まわせる」
結婚した日に愛人を紹介しただけでなく、同じ敷地内に住まわせるからそれを認めろとまで言ってきた。
「それって、私に利点はありますか? あなたの妻としての責務を押しつけられ、さらに次期公爵の子の教育までやらされ。その間、リンダさんは何をされるのでしょう? 愛人ですから、旦那様に抱かれるのが仕事でしょうか? 片方はあんあん喘いでいるのに、こちらだけ重責を負うのは不公平ではありませんか?」
声に出してしまった瞬間、本音が溢れ出たことに驚いた。こんな屈辱を耐える必要があるのかと、心が叫んでいる。
シオドアは「なるほど」と呟く。
「だったら君も愛人を作るといい。その重責に堪えられなくなったら、愛人に慰めてもらえばいいよ? そうすれば僕たちは公平だろう?」
自分が愛人とよろしくしたいから、私にも愛人を作れと言ってきた。
だが、逆にこれを好機だと捉えるべきだろう。ポーレット公爵家以外の後ろ盾を見極める絶好の機会。
「リンダさんだって、我が子と引き離されたらかわいそうではありませんか?」
「それには心配およばないよ。彼女は僕の愛人だから、屋敷の離れに住まわせる」
結婚した日に愛人を紹介しただけでなく、同じ敷地内に住まわせるからそれを認めろとまで言ってきた。
「それって、私に利点はありますか? あなたの妻としての責務を押しつけられ、さらに次期公爵の子の教育までやらされ。その間、リンダさんは何をされるのでしょう? 愛人ですから、旦那様に抱かれるのが仕事でしょうか? 片方はあんあん喘いでいるのに、こちらだけ重責を負うのは不公平ではありませんか?」
声に出してしまった瞬間、本音が溢れ出たことに驚いた。こんな屈辱を耐える必要があるのかと、心が叫んでいる。
シオドアは「なるほど」と呟く。
「だったら君も愛人を作るといい。その重責に堪えられなくなったら、愛人に慰めてもらえばいいよ? そうすれば僕たちは公平だろう?」
自分が愛人とよろしくしたいから、私にも愛人を作れと言ってきた。
だが、逆にこれを好機だと捉えるべきだろう。ポーレット公爵家以外の後ろ盾を見極める絶好の機会。