【短編】雪空ひとこと
私のために残っていてくれたのだろうか。なんて、自意識過剰か。
でも、彼の優しさにぎゅっと胸が痛む。

彼のことは保育園に行く以前から知っていた。
ほぼ、産まれたときから一緒のようなもので、幼馴染より腐れ縁のほうが正しいような気がする。
小さい頃は私の後をついて回る泣き虫だったのに、少し成長して慣れてくると色んな子と話し始めて。でも私と遊ぶのは変わらない。
だが、月日が立つに連れて、私たちの距離は離れていった。
今なんか、そこら辺のモブとクラスの人気者男子というほどの差だ。
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