王子姫は旦那様に可愛いと言われたい
「ここにいるってことは……先輩も結婚するんですか?」
「ま、まあ……」
「ええ~!? おめでとうございます! 私もつい最近、彼からプロポーズされたんですよ。大きなダイヤの婚約指輪を渡されながら!」
「そ、そっか……すごいね」
「今日は仕事の都合で一緒に来れなかったんですけど、とーってもイケメンで優しいんですよ」
マシンガンのように繰り出されるゆまの自慢話を、愛想笑いを浮かべながら受け流す。大概、彼女はマウンティングして満足すればそれ以上関わってこないのだ。
「ちなみに、先輩のお相手は……やっぱり香宮先輩ですか?」
「う、うん」
「……へえ」
私が頷いた途端、ゆまはあからさまに声のトーンを下げる。その表情は、いつの間にか真顔になっていた。
それもそのはず。真尋は、ゆまからアプローチされて、唯一なびかなかった相手なのだから。
そして真尋と付き合い始めた私を、ゆまは密かに目の敵にしていると風の噂で聞いたことがある。
私が冷や汗をかき始めたところで、ゆまは私の手元に目を向けた。
「ま、まあ……」
「ええ~!? おめでとうございます! 私もつい最近、彼からプロポーズされたんですよ。大きなダイヤの婚約指輪を渡されながら!」
「そ、そっか……すごいね」
「今日は仕事の都合で一緒に来れなかったんですけど、とーってもイケメンで優しいんですよ」
マシンガンのように繰り出されるゆまの自慢話を、愛想笑いを浮かべながら受け流す。大概、彼女はマウンティングして満足すればそれ以上関わってこないのだ。
「ちなみに、先輩のお相手は……やっぱり香宮先輩ですか?」
「う、うん」
「……へえ」
私が頷いた途端、ゆまはあからさまに声のトーンを下げる。その表情は、いつの間にか真顔になっていた。
それもそのはず。真尋は、ゆまからアプローチされて、唯一なびかなかった相手なのだから。
そして真尋と付き合い始めた私を、ゆまは密かに目の敵にしていると風の噂で聞いたことがある。
私が冷や汗をかき始めたところで、ゆまは私の手元に目を向けた。