王子姫は旦那様に可愛いと言われたい
「っ、う、ひぐっ……、真尋のバカ、バカバカ……!!」
「待て、姫香、待ってくれ……違うんだ!!」
私の顔に両手を添えて、真尋は言った。
「可愛いとか……思っても言える訳ないだろっ!!」
「っ!?」
今まで見たことがないほどに、真尋は必死な表情となっていた。
驚いて口を閉ざしていると、真尋の顔はだんだんと赤くなっていくのが分かった。
「……っ、その、なんと言うか……俺、普段から喋るタイプじゃないし……男兄弟ばかりの中で育ったから、女の子を褒めるのに慣れてないというか……」
「……」
目を合わせることなく、赤面してしどろもどろになりながら、真尋は長々としゃべり続ける。
いつもはストレートな物言いをする彼のこんな姿を見るのなんて、初めてだ。
「っ、そもそも……付き合ってほしいと言った時点で、可愛いと思ってるに決まってるだろ……っ、て、言わせんな!!」
見事なまでに逆ギレしながら、真尋は言った。
クールな表情はどこへやら。今の彼は、やたら子供じみて見えた。
「待て、姫香、待ってくれ……違うんだ!!」
私の顔に両手を添えて、真尋は言った。
「可愛いとか……思っても言える訳ないだろっ!!」
「っ!?」
今まで見たことがないほどに、真尋は必死な表情となっていた。
驚いて口を閉ざしていると、真尋の顔はだんだんと赤くなっていくのが分かった。
「……っ、その、なんと言うか……俺、普段から喋るタイプじゃないし……男兄弟ばかりの中で育ったから、女の子を褒めるのに慣れてないというか……」
「……」
目を合わせることなく、赤面してしどろもどろになりながら、真尋は長々としゃべり続ける。
いつもはストレートな物言いをする彼のこんな姿を見るのなんて、初めてだ。
「っ、そもそも……付き合ってほしいと言った時点で、可愛いと思ってるに決まってるだろ……っ、て、言わせんな!!」
見事なまでに逆ギレしながら、真尋は言った。
クールな表情はどこへやら。今の彼は、やたら子供じみて見えた。