王子姫は旦那様に可愛いと言われたい
実は、バラ園の敷地内には結婚式ができるチャペルがあった。私たちはそこで式を挙げて、以前訪れたレストランで披露宴をすることにしたのだ。
「ポーズは……やっぱりピースとかはやめたほうがいいよね?」
「でも、棒立ちもつまらないよな」
式場スタッフが招待客たちを誘導している間、私と真尋は写真にどう映るか相談を始めた。
「あっ、そうだ」
「……わっ!?」
いきなり、真尋は私をお姫様抱っこした。
「ま、真尋……ドレスもあって重いでしょ?」
「いや、案外大丈夫だから気にするな」
「おお、やるじゃん、真尋!」
「いいねえ! それで撮ろう!」
「皆様、撮りますよー!」
(恥ずかしいけど……幸せ)
そんなことを思いながら、私はカメラに向けて微笑んだ。
終わり。
「ポーズは……やっぱりピースとかはやめたほうがいいよね?」
「でも、棒立ちもつまらないよな」
式場スタッフが招待客たちを誘導している間、私と真尋は写真にどう映るか相談を始めた。
「あっ、そうだ」
「……わっ!?」
いきなり、真尋は私をお姫様抱っこした。
「ま、真尋……ドレスもあって重いでしょ?」
「いや、案外大丈夫だから気にするな」
「おお、やるじゃん、真尋!」
「いいねえ! それで撮ろう!」
「皆様、撮りますよー!」
(恥ずかしいけど……幸せ)
そんなことを思いながら、私はカメラに向けて微笑んだ。
終わり。
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