宵にかくして
story3
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「……誰、君」
ひんやりとした氷のような声音が鼓膜を揺らす。
開けたドアの向こうに立っていたのは、─────……今日の昼間に食堂で見かけたばかりの、青髪と金髪の男の子。
やわらかな青髪はおしゃれなマッシュヘア。小さな顔に完璧なパーツが一寸の狂いなく配置されていて、タレ目がちなアイスブルーの瞳がきらきらと揺れている。
その隣に立つ彼は、華やかな雰囲気を纏う不和くんと同様に、浮世離れをしたうつくしさを纏っている。ふわふわとした色素の薄い金髪は頭の高い位置でハーフアップに結われていて、瞬きを落とすたびに、気だるげな瞳を縁取るまつ毛がはためくその様は、思わず見惚れてしまうくらい綺麗で。
……たしか、大人気モデルの不和昴くんと、眠り姫の吉良紫苑くん。