皇太子妃を公募で決めるなんて聞いてません~見返す為に応募したのに皇太子殿下に心奪われてしまいました~
その言葉に、彼の動きが止まり、目を細めた。

「君に触れる最初の男が、俺だなんて……それだけで、嬉しくてたまらない。」

微笑むその瞳は、愛しさに満ちていた。

やがて、唇が、指先が、体中に触れてくる。熱が、愛が、重なるたびに私は震えた。

「……っ!」

思わず声が漏れた瞬間、彼は動きを止め、額を寄せて囁く。

「ごめん……痛かったね。」

私はその顔を両手で包み、そっと抱きしめた。

「いいの。これが、あなたとの愛だから……」

私は今、誰よりも幸せだった。

──この人に、愛されている。

「ああ、セラフィーヌ……君の中が、俺を捉えて離さない。」

低く熱を帯びたアレシオ殿下の声が耳元に落ちるたび、私はその言葉に体を震わせた。

彼の熱が、何度も、何度も私を貫いてくる。

初めて知る快感。愛する人の腕の中で、それがもたらされる幸せ。

「……殿下……っ、殿下……」

苦しげに名前を呼ぶと、アレシオ殿下が私の頬を両手で包み、そっと囁いた。
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