皇太子妃を公募で決めるなんて聞いてません~見返す為に応募したのに皇太子殿下に心奪われてしまいました~
「セラフィーヌ……今は名前で呼んでくれ。一つになっているんだから」

私は彼を見つめ、震える声で呼ぶ。

「アレシオ……」

彼の瞳が深く揺れた。

「セラフィーヌ……」

何もかもが満たされていく。

身体も、心も、彼の愛に包まれて。

波のように押し寄せる熱。

すべてを飲み込んでいくような快感の中で、私はただ、彼を求めた。

──こんなにも甘くて、激しくて、切ない夜がこの世にあるなんて。

それが、アレシオと過ごすこの瞬間だった。

「んん……はぁ……」

熱い吐息がもれる中、アレシオの瞳が真っ直ぐに私を捉えていた。

「もう……ダメだ。我慢できない。」

耳元でささやかれる低い声に、心臓が跳ねる。

「セラフィーヌ……俺を、受け入れてくれるか?」

その問いに、私は迷わず頷いた。

「……はい。」

次の瞬間、アレシオの熱が私の中に入り込んでくる。

「ああっ……!」

胸の奥から湧き上がる声が漏れ、私は彼を強く抱きしめた。
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