皇太子妃を公募で決めるなんて聞いてません~見返す為に応募したのに皇太子殿下に心奪われてしまいました~
「だったら、俺が教えてあげる。君の時間を、もっと熱く、もっと甘くしてみせる。」

彼の声は低く艶を帯び、次第にその動きは熱と共に激しさを増していった。

「んっ、あぁ……っ、アレシオ……!」

身体の奥まで貫かれるたび、心も溶かされていくようで、すべてが彼に染まっていく。

「ううっ……セラフィーヌ……もう……」

アレシオの呼吸が乱れ、ついに彼は私の中に熱を注ぎ込んだ。

「……ああ、セラフィーヌ……君が好きだ。」

愛しさに満ちた声が耳元に届く。

私の上でぐったりとした彼を、そっと抱きしめる。

この夜が、永遠に続けばいいのに──そんなことを、願わずにはいられなかった。

朝の光が差し込む中、私は静かに身支度を整えた。

昨夜の余韻がまだ身体の奥に残っているようで、頬が自然と熱を帯びる。

ふと振り返ると、アレシオ殿下もすでに軍服姿で立っていた。

凛としたその姿に、思わず見惚れてしまう。

「セラフィーヌ。今日、時間はあるだろうか?」
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