皇太子妃を公募で決めるなんて聞いてません~見返す為に応募したのに皇太子殿下に心奪われてしまいました~
「アシュトンは……エミリアの妹、ケイシーを好きなんだ。」
「えっ……!」
私は思わず口元に手を当てた。あの快活で優しい伯爵令嬢、ケイシーが……皇子の恋のお相手?
「でも……ケイシー様は、伯爵令嬢ですよね?」
「そう。だからこそ難しい。皇子が結婚するとなれば、相手は公爵家以上の娘とされている。政略上の釣り合いってやつだな。」
「それって……身分違いの恋ってことですよね……」
「そうだ。アシュトンは皇子である自分をちゃんと理解してる。だから、誰にも気づかれないように距離を保ってる。でもな、見ていれば分かるんだよ。あいつが、あの子にどれだけ目を向けているか。」
アレシオ殿下の声に、少し寂しげな熱がこもる。
「だから俺は思うんだ。今回、政略じゃない形で君を選べたことが──もしかしたら、アシュトンにとっても風向きを変えるきっかけになるんじゃないかって。」
「えっ……!」
私は思わず口元に手を当てた。あの快活で優しい伯爵令嬢、ケイシーが……皇子の恋のお相手?
「でも……ケイシー様は、伯爵令嬢ですよね?」
「そう。だからこそ難しい。皇子が結婚するとなれば、相手は公爵家以上の娘とされている。政略上の釣り合いってやつだな。」
「それって……身分違いの恋ってことですよね……」
「そうだ。アシュトンは皇子である自分をちゃんと理解してる。だから、誰にも気づかれないように距離を保ってる。でもな、見ていれば分かるんだよ。あいつが、あの子にどれだけ目を向けているか。」
アレシオ殿下の声に、少し寂しげな熱がこもる。
「だから俺は思うんだ。今回、政略じゃない形で君を選べたことが──もしかしたら、アシュトンにとっても風向きを変えるきっかけになるんじゃないかって。」