皇太子妃を公募で決めるなんて聞いてません~見返す為に応募したのに皇太子殿下に心奪われてしまいました~
「ようこそ、お越しくださいました。まさか我が家に皇太子殿下が……!」
お父様は滅多に見せぬほどの上機嫌で、にこにこと殿下に挨拶を送った。
お母様も丁寧にお茶を差し出し、まるで国賓を迎えるかのような張り切りようだった。
だが、アレシオ殿下の第一声が、空気を変えた。
「実は……セレフィーヌ嬢が、まだ応募用紙を提出していないと知りまして。」
お父様の笑顔が、一瞬にして固まった。
「……セレフィーヌ?」
視線が私に突き刺さる。
「明日が締切ですので、こうして直にお願いにあがりました」
お願い、という言葉に私は混乱した。
──まさか、それを言う為に、皇太子殿下が?
「応募用紙を……書けと?」
口に出すと、自分でもその棘のある響きに気づいた。
「いえ、強制ではありません。」
アレシオ殿下はまっすぐに私を見た。
「エストレア公爵。セレフィーヌ嬢と二人でお話しできませんか?」
お父様は滅多に見せぬほどの上機嫌で、にこにこと殿下に挨拶を送った。
お母様も丁寧にお茶を差し出し、まるで国賓を迎えるかのような張り切りようだった。
だが、アレシオ殿下の第一声が、空気を変えた。
「実は……セレフィーヌ嬢が、まだ応募用紙を提出していないと知りまして。」
お父様の笑顔が、一瞬にして固まった。
「……セレフィーヌ?」
視線が私に突き刺さる。
「明日が締切ですので、こうして直にお願いにあがりました」
お願い、という言葉に私は混乱した。
──まさか、それを言う為に、皇太子殿下が?
「応募用紙を……書けと?」
口に出すと、自分でもその棘のある響きに気づいた。
「いえ、強制ではありません。」
アレシオ殿下はまっすぐに私を見た。
「エストレア公爵。セレフィーヌ嬢と二人でお話しできませんか?」