皇太子妃を公募で決めるなんて聞いてません~見返す為に応募したのに皇太子殿下に心奪われてしまいました~
月光が照らすその場所には、確かにアシュトン殿下の姿。
そして彼の腕の中にいたのは──
「……ケイシー?」
驚きで胸が高鳴った。
「こんなところ……誰かに見られたら……」
ケイシーの声は、怯えるようにかすかに震えていた。
だがその細い肩を、アシュトン殿下は強く抱きしめる。
「我慢できないんだよ、ケイシー。」
彼は彼女の髪に顔を埋め、まるで何かを飲み込むようにキスを落とす。
ケイシーは抗うこともできず、されるがままに目を閉じていた。
「君が、他の誰かのものになるかもしれないなんて……そんなの、耐えられない。」
「……でも、私は伯爵令嬢……殿下は……」
「関係ない。俺は、君を手放したくないんだ。」
切迫した愛の吐息。二人だけの世界。
それは身分など越えた、純粋で、誰にも引き裂けない愛の形だった。
──いけない。
そっと離れようとした時だ。
「誰?」
アシュトン殿下に見つかってしまった。
そして彼の腕の中にいたのは──
「……ケイシー?」
驚きで胸が高鳴った。
「こんなところ……誰かに見られたら……」
ケイシーの声は、怯えるようにかすかに震えていた。
だがその細い肩を、アシュトン殿下は強く抱きしめる。
「我慢できないんだよ、ケイシー。」
彼は彼女の髪に顔を埋め、まるで何かを飲み込むようにキスを落とす。
ケイシーは抗うこともできず、されるがままに目を閉じていた。
「君が、他の誰かのものになるかもしれないなんて……そんなの、耐えられない。」
「……でも、私は伯爵令嬢……殿下は……」
「関係ない。俺は、君を手放したくないんだ。」
切迫した愛の吐息。二人だけの世界。
それは身分など越えた、純粋で、誰にも引き裂けない愛の形だった。
──いけない。
そっと離れようとした時だ。
「誰?」
アシュトン殿下に見つかってしまった。