皇太子妃を公募で決めるなんて聞いてません~見返す為に応募したのに皇太子殿下に心奪われてしまいました~
ああ、心がざわつく。
信じたい。でも信じてはならない気もする。
「明日、受付の最終日だ。」
扉の前で振り返り、アレシオ殿下は優しい声で告げた。
「君を、会場で待っているよ」
そう言い残して、ドアを開く。
廊下に出た殿下を慌てて追いかけたのは、父だった。
「お、お見送りを……! 殿下、本日はわざわざ……!」
「いえ、公爵。私から願い出たことですから。」
アレシオ殿下は微笑みながら言った。
「セレフィーヌ嬢を、どうか明日、会場までお連れください。……鎖で繋いででも」
「く、鎖……でございますか?」
「ええ、ぜひそうしていただきたい。」
冗談めかして、さらりとそう言うと、アレシオ殿下はそのまま去っていった。
その言葉を耳にした瞬間、私の眉がぴくりと跳ねた。
──鎖、ですって?
あの誠実そうな皇太子殿下が、そんなことを……!
「ど、どういう意味なのだ、今のは……」
信じたい。でも信じてはならない気もする。
「明日、受付の最終日だ。」
扉の前で振り返り、アレシオ殿下は優しい声で告げた。
「君を、会場で待っているよ」
そう言い残して、ドアを開く。
廊下に出た殿下を慌てて追いかけたのは、父だった。
「お、お見送りを……! 殿下、本日はわざわざ……!」
「いえ、公爵。私から願い出たことですから。」
アレシオ殿下は微笑みながら言った。
「セレフィーヌ嬢を、どうか明日、会場までお連れください。……鎖で繋いででも」
「く、鎖……でございますか?」
「ええ、ぜひそうしていただきたい。」
冗談めかして、さらりとそう言うと、アレシオ殿下はそのまま去っていった。
その言葉を耳にした瞬間、私の眉がぴくりと跳ねた。
──鎖、ですって?
あの誠実そうな皇太子殿下が、そんなことを……!
「ど、どういう意味なのだ、今のは……」