売られた令嬢、冷たい旦那様に溺愛されてます
スクール時代の友人たち──

かつて一緒に笑い、時に競い合ったあの面々も、皆ドレス姿の私を見て歓声をあげた。

「クラディア!綺麗!」

「まるで本物のお姫様みたい!」

「幸せになってね!」

「クライブ様が羨ましい!」

皆が口々に「おめでとう」と声をかけてくれる。

まるで夢の中にいるようだった。

けれど、これは夢なんかじゃない。

私は、確かにここにいる。

そして、クライブの妻になる。

──さあ、扉の向こうで彼が待っている。

その瞬間、扉の向こうから、オルガンの音が鳴り響いた。

私は深呼吸を一つして、エストレン伯爵と共に歩き出した。

バージンロードの先に──クライブの姿が見えた。

一歩、また一歩──
バージンロードを進むたびに、私の心が震えていく。

その先で待つクライブは、まっすぐに私だけを見つめていた。

やがて彼の目の前まで辿り着くと、エストレン伯爵がそっと私の手を引き渡す。
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