売られた令嬢、冷たい旦那様に溺愛されてます
「……一生、大事にする」

その言葉と共に、クライブの動きが徐々に深く、激しくなる。

唇を重ねながら、指を絡めながら、私たちはふたりでひとつになった。

「……もう一回、いい?」

彼がそう囁いた時には、私の中はもう彼を欲していた。

「……うん……来て……」

そしてまた、彼の熱が私の奥へと注ぎ込まれる。

「──っ……ああっ……!」

身体が跳ね、頭が真っ白になる。

まるで天に昇るような、甘い痺れ。

──初めての夜なのに。
私は、彼とともに、頂きに昇りつめた。

心も、身体も、クライブという男に──深く、深く染められていった。

愛し合ったあとのベッドの中。

薄く差し込む月の光が、白いシーツを柔らかく照らしていた。

私は、クライブの腕の中に収まっていた。

裸の身体を彼の胸に預けたまま、まどろむように目を閉じていると、ふと気になって顔を上げる。
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