年下上司に懐かれましたがその人には好きな人がいて…そんなあなたの気持ちが知りたいです。
気持ちの変化
「あと、もう1つ……」
「まだあるの?たくさんのお願いだね(笑)もう無理って言っちゃうよ」
「えーっと千羽(ちは)って呼びたい」
「え……」
千羽弥は固まってしまった。
「この前、お姉さんに見られただろ、俺は千羽弥さんをお姉さんだと思ってないし、1人の女性として接してるつもりだけど呼び方変えるだけでも仲良く見える…かなと……千羽?」
「えっと……恥ずかしい」
千羽弥は真っ赤になっていた。
「会社ではちゃんと千羽弥さんて呼ぶよ、もちろん」
「千羽って呼ばれたことない…かも」
「アハッ、俺だけの呼び方?やったー(笑)」
無邪気に笑う姿がまた千羽弥の気持ちをドキッとさせた。
「泊まっていい?ミルクと遊びたい」
「あ、じゃあお風呂の準備するね」
寝る準備が整い皇平くんが千羽弥を抱き枕にしてくれてその日は眠った。
「起きて、皇平くん」
朝起こすのは久しぶりだ。
「…うーん、眠い」
「仕事行くんでしょ?」
「行く……ふぁーあ、千羽と寝るとよく寝れるんだよな」
皇平は目を開けると恥ずかしくて顔を真っ赤にした千羽弥がいた。
「千羽、おはよ(笑)」
「お、おはょ…」
皇平くんの左手が頭に伸びてきた。
「千羽、可愛いね」
優しく髪を撫でられた。
な、何で私がドキドキしなきゃいけないの?
皇平くんが大人に見える。