小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第24話 罠は蜜の味
第24話 罠は蜜の味(1/6)
芳沁宮《ほうしんきゅう》では、シュエン妃の取り巻きたちが集まっていた。
それぞれが、唇をゆがめ、眉をひそめ、ため息をつきながら言った。
「カナリア”妃”ですって……!」
「青楼出身でも、名家の養女になれば何とかなるのね」
「ヤン当主に、どんな媚びを使ったのやら……」
シュエン妃が言った。
「――ということは、私たちよりも格上になるわね」
取り巻きたちは、ハッとした。
後宮では、序列が決まっている。皇后の次に貴妃、妃――そして最下位の姫。
“カナリア”の封号を持つシャオレイは、持たない妃よりも上位となる。昨日まで格下だったシャオレイが、今やシュエン妃たちをしのぐ存在となったのだ。
「でも……カナリア妃は最近、夜伽に召されてないそうよ。それなら、”溜まって”いるかもね」
シュエン妃の言葉に、取り巻きたちは顔を見合わせてニヤリと笑った。
芳沁宮《ほうしんきゅう》では、シュエン妃の取り巻きたちが集まっていた。
それぞれが、唇をゆがめ、眉をひそめ、ため息をつきながら言った。
「カナリア”妃”ですって……!」
「青楼出身でも、名家の養女になれば何とかなるのね」
「ヤン当主に、どんな媚びを使ったのやら……」
シュエン妃が言った。
「――ということは、私たちよりも格上になるわね」
取り巻きたちは、ハッとした。
後宮では、序列が決まっている。皇后の次に貴妃、妃――そして最下位の姫。
“カナリア”の封号を持つシャオレイは、持たない妃よりも上位となる。昨日まで格下だったシャオレイが、今やシュエン妃たちをしのぐ存在となったのだ。
「でも……カナリア妃は最近、夜伽に召されてないそうよ。それなら、”溜まって”いるかもね」
シュエン妃の言葉に、取り巻きたちは顔を見合わせてニヤリと笑った。