小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第24話 罠は蜜の味(2/6)
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華宵宮《かしょうきゅう》は、静けさに包まれていた。
豪華に飾られた寝殿で、メイレンはミンシーに足を洗われながら、話を聞いていた。
「揺吟宮《ようぎんきゅう》に送った下女の報告ですが……カナリア妃は、昇格祝いの贈り物を格付けしていたようです。
貧相な贈り物には、ケチをつけていたとか。
殿下からの贈り物は、気に入ったようですよ」
「あの小鳥は、ずいぶんと強欲になったものだ……それだけか?」
「他に変わった様子は、ないようです」
メイレンは興味無さそうに聞き流していたが、頭の中では疑念があった。
(小鳥はボロを出さないな……。それとも、私の杞憂か?)
「ところで、シュエン妃たちが何か企んでいるようですが……」
「……またか。飽きぬ女だ」
メイレンの声には、あきれと冷笑が混ざっていた。
「妃たちの嫉妬は、尽きぬもの。火遊びなら見逃すが、広がれば踏み消すまでよ」
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華宵宮《かしょうきゅう》は、静けさに包まれていた。
豪華に飾られた寝殿で、メイレンはミンシーに足を洗われながら、話を聞いていた。
「揺吟宮《ようぎんきゅう》に送った下女の報告ですが……カナリア妃は、昇格祝いの贈り物を格付けしていたようです。
貧相な贈り物には、ケチをつけていたとか。
殿下からの贈り物は、気に入ったようですよ」
「あの小鳥は、ずいぶんと強欲になったものだ……それだけか?」
「他に変わった様子は、ないようです」
メイレンは興味無さそうに聞き流していたが、頭の中では疑念があった。
(小鳥はボロを出さないな……。それとも、私の杞憂か?)
「ところで、シュエン妃たちが何か企んでいるようですが……」
「……またか。飽きぬ女だ」
メイレンの声には、あきれと冷笑が混ざっていた。
「妃たちの嫉妬は、尽きぬもの。火遊びなら見逃すが、広がれば踏み消すまでよ」