小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第24話 罠は蜜の味(5/6)
シャオレイは、眉をひそめながら言った。
「なんなのあの人。
高潔ぶってるけど、情欲はダダ漏れのくせに。
義兄《あに》とか言って勝手に禁欲してるくせに、私のそばにいるし。
でもやっぱり情欲は漏れてるし……。
わけが分からないわ!
恋してるなら、さっさと共寝すればいいのよ」
シャオレイはそう吐き捨てて、水飲みを再開した。
シャオレイは、かつて青楼で生きていた。そこで目にした男たちは、欲望を満たすことにためらいや迷いが無かった。どんなに高潔でかたくなであっても、結局は彼女と寝た。
だからシャオレイには、”男はそういうもの”という価値観が根付いていた。フェイリンが一線を引く理由を、シャオレイは分からなかった。
フェイリンがシャオレイを想っていることを、ミアルも気づいていた。だからミアルは、シャオレイのためにフェイリンが迷わず共寝に応じると思っていた。
ミアルがシャオレイへ言った。
「そうですね……普通の男性なら、そうでしょうね」
「……まあ、フェイリンは普通じゃないわね。
おかげで彼には戦略が使えないわ。
面倒な客よ」
シャオレイは、眉をひそめながら言った。
「なんなのあの人。
高潔ぶってるけど、情欲はダダ漏れのくせに。
義兄《あに》とか言って勝手に禁欲してるくせに、私のそばにいるし。
でもやっぱり情欲は漏れてるし……。
わけが分からないわ!
恋してるなら、さっさと共寝すればいいのよ」
シャオレイはそう吐き捨てて、水飲みを再開した。
シャオレイは、かつて青楼で生きていた。そこで目にした男たちは、欲望を満たすことにためらいや迷いが無かった。どんなに高潔でかたくなであっても、結局は彼女と寝た。
だからシャオレイには、”男はそういうもの”という価値観が根付いていた。フェイリンが一線を引く理由を、シャオレイは分からなかった。
フェイリンがシャオレイを想っていることを、ミアルも気づいていた。だからミアルは、シャオレイのためにフェイリンが迷わず共寝に応じると思っていた。
ミアルがシャオレイへ言った。
「そうですね……普通の男性なら、そうでしょうね」
「……まあ、フェイリンは普通じゃないわね。
おかげで彼には戦略が使えないわ。
面倒な客よ」