小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第27話 妃の盾たち(2/4)
フェイリンが妃の盾たちへ金の粒を渡していくと、彼らの表情が変わった。
「では、特訓を始める」
フェイリンは、宦官たちに腕立て伏せを始めさせた。それから、宮女たちにはかんざしを配った。それは、控えめな装飾の施された、上品なものだった。
「これを常に身に着けていろ」
(あら、兄さんって気が利くのね)
シャオレイが感心したのもつかの間、フェイリンが続けた。
「鋼製で、毒針が出てくる仕掛けだ」
「毒針……!?」
シャオレイの怪訝な顔をよそに、フェイリンは実演し始めた。
「飾りの下にある輪をひねると、錠が外れる。その状態で敵にかんざしで突くと、毒針が刺さる」
シャオレイは用意周到な彼に、感心しながらもあきれた。
(装飾品かと思ったら、暗器なのね)
フェイリンは持っていた小さな木箱を開け、毒蛇を取り出した。
シャオレイたちから、小さな悲鳴がこぼれる。
「後宮の庭で捕まえた。
どうせ駆除するやつだ」
フェイリンは淡々と言って、毒蛇の首元をかんざしで刺した。毒蛇はけいれんした後、動きがにぶくなってぐったりした。
「死んだの……?」
シャオレイが尋ねると、フェイリンはうなずいて言った。
「人間なら、動けなくする程度だがな。
敵が復活する前に、どうするかはお前たち次第だ。
逃げるか、とどめを刺すか――どちらにせよ、主を守ることだけを考えろ。
戦えなければ、待っているのは死だけだ。
これから、有効な攻撃箇所を教える」
宮女たちの表情が、一気に引き締まった。
フェイリンは、シャオレイに振り向いて言った。
「そなたの分は今作っている。
しばらく待て」
その言葉に、シャオレイも身を引き締めた。
(いざとなったら、私に刺せるかしら?
でも、また殺されないためには、やるしかないわ)
フェイリンが妃の盾たちへ金の粒を渡していくと、彼らの表情が変わった。
「では、特訓を始める」
フェイリンは、宦官たちに腕立て伏せを始めさせた。それから、宮女たちにはかんざしを配った。それは、控えめな装飾の施された、上品なものだった。
「これを常に身に着けていろ」
(あら、兄さんって気が利くのね)
シャオレイが感心したのもつかの間、フェイリンが続けた。
「鋼製で、毒針が出てくる仕掛けだ」
「毒針……!?」
シャオレイの怪訝な顔をよそに、フェイリンは実演し始めた。
「飾りの下にある輪をひねると、錠が外れる。その状態で敵にかんざしで突くと、毒針が刺さる」
シャオレイは用意周到な彼に、感心しながらもあきれた。
(装飾品かと思ったら、暗器なのね)
フェイリンは持っていた小さな木箱を開け、毒蛇を取り出した。
シャオレイたちから、小さな悲鳴がこぼれる。
「後宮の庭で捕まえた。
どうせ駆除するやつだ」
フェイリンは淡々と言って、毒蛇の首元をかんざしで刺した。毒蛇はけいれんした後、動きがにぶくなってぐったりした。
「死んだの……?」
シャオレイが尋ねると、フェイリンはうなずいて言った。
「人間なら、動けなくする程度だがな。
敵が復活する前に、どうするかはお前たち次第だ。
逃げるか、とどめを刺すか――どちらにせよ、主を守ることだけを考えろ。
戦えなければ、待っているのは死だけだ。
これから、有効な攻撃箇所を教える」
宮女たちの表情が、一気に引き締まった。
フェイリンは、シャオレイに振り向いて言った。
「そなたの分は今作っている。
しばらく待て」
その言葉に、シャオレイも身を引き締めた。
(いざとなったら、私に刺せるかしら?
でも、また殺されないためには、やるしかないわ)