小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第34話 観察者の余裕(4/4)
◆
「この母がついておるから、案じるでないぞ」
第7皇子の寝台の横に置かれた長椅子に、メイレンは腰かけた。
「苦しいですが、母上といられるので嬉しいです……」
はにかむ皇子の頬を、メイレンは優しく撫でた。
夜は深まったが、熱のせいで皇子は眠りにつけずにいた。
メイレンは長椅子から下りて、彼の隣に横たわり、小さな体をそっと抱きしめた。
すると、皇子は安堵したように、メイレンへ身を預けて目を閉じた。
メイレンは、寝息を立てる皇子の髪を撫でながら、静かにほほ笑んだ。
(弱くもろい、私の剣……。
だが、素直で従順で、よく懐く。
剣を抜くその日が来るまで、折れぬように傷つかぬように――手入れを怠らぬのみだ)
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「この母がついておるから、案じるでないぞ」
第7皇子の寝台の横に置かれた長椅子に、メイレンは腰かけた。
「苦しいですが、母上といられるので嬉しいです……」
はにかむ皇子の頬を、メイレンは優しく撫でた。
夜は深まったが、熱のせいで皇子は眠りにつけずにいた。
メイレンは長椅子から下りて、彼の隣に横たわり、小さな体をそっと抱きしめた。
すると、皇子は安堵したように、メイレンへ身を預けて目を閉じた。
メイレンは、寝息を立てる皇子の髪を撫でながら、静かにほほ笑んだ。
(弱くもろい、私の剣……。
だが、素直で従順で、よく懐く。
剣を抜くその日が来るまで、折れぬように傷つかぬように――手入れを怠らぬのみだ)