小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第38話 帳《とばり》の中の熱(3/3)
再び、ふたりの影は重なった。
ミアルの肩が揺れ、声にならない声が漏れた。
熱に焼かれるような口づけが、何度もミアルへ落ちてくる。ジュンの唇の温度すら、ミアルは記録しておきたかった。
(私、今攻め落とされてるんだわ……ジュン様に)
ミアルのいつもの整った顔は、とっくに無かった。その反応は、すべてジュンの手によるものだった。
ジュンの唇の端が上がる。
(やっと、崩れたな。
ミアルもしょせん女……衣を剥けば他の女と同じ。
ミアルのすべては、俺のものだ……)
喜ぶジュンを、ミアルは潤んだ目で見つめていた。
(ああ……ジュン様は処刑されるときに、どんな顔をするのかしら?
怒り狂って……?
笑って……?
――それとも泣きわめいて?
この方には、痛ましく美しく、散ってほしいわ。
だからその前に、もっと――もっと高く、昇ってもらわないと……)
再び、ふたりの影は重なった。
ミアルの肩が揺れ、声にならない声が漏れた。
熱に焼かれるような口づけが、何度もミアルへ落ちてくる。ジュンの唇の温度すら、ミアルは記録しておきたかった。
(私、今攻め落とされてるんだわ……ジュン様に)
ミアルのいつもの整った顔は、とっくに無かった。その反応は、すべてジュンの手によるものだった。
ジュンの唇の端が上がる。
(やっと、崩れたな。
ミアルもしょせん女……衣を剥けば他の女と同じ。
ミアルのすべては、俺のものだ……)
喜ぶジュンを、ミアルは潤んだ目で見つめていた。
(ああ……ジュン様は処刑されるときに、どんな顔をするのかしら?
怒り狂って……?
笑って……?
――それとも泣きわめいて?
この方には、痛ましく美しく、散ってほしいわ。
だからその前に、もっと――もっと高く、昇ってもらわないと……)