小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第40話 屈辱の仕返し
第40話 屈辱の仕返し(1/5)
◆
翌日、瑶吟宮《ようぎんきゅう》でシャオレイが、ミアルから報告を受けていた。
「昨夜、ラン公子と閨事《ねやごと》を済ませました」
「そ、そう……」
「思った通りの技者《わざもの》でしたよ。
初めての私を、優しく丁寧にほぐしてくださって……。
おかげでちっとも痛くありませんでしたわ。
女性が彼に夢中になるのも、納得です」
「そんなにすごいの……?」
シャオレイは目を丸くした。
シャオレイの知っているジュンは、冷酷で非情な、メイレンの狂犬だった。前世では、メイレンの指示でシャオレイの口へ、毒薬を流し込んだりもした。
(てっきり、強引で乱暴なのかと思ってたわ。
――彼には違う一面があるのね……)
そこへ、ロウ侍医がやってきた。彼の顔色は非常に悪い。
「ラン・ジュンが、ロウ殿に接触したいそうよ」
「承知しました。
――もっとも、そのほうが私にとっても幸いなのですが……」
ロウ侍医は、兵部《ひょうぶ》のドン監察官を最初に診た医師だ。もしドン監察官が亡くなれば、責任を問われて斬首される。
シャオレイは、ロウ侍医を励ました。
「大丈夫。ラン・ジュンが、ドン監察官を治してくれるわ……きっと」
それからシャオレイは、ひそかに唇を噛んでいた。
(また前世とズレているわね。
うかつだったわ……。
前世では、ロウ殿はドン監察官を診なかったから、気をつけていなかった。
信頼できるロウ殿を、失うわけにはいかないわ)
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翌日、瑶吟宮《ようぎんきゅう》でシャオレイが、ミアルから報告を受けていた。
「昨夜、ラン公子と閨事《ねやごと》を済ませました」
「そ、そう……」
「思った通りの技者《わざもの》でしたよ。
初めての私を、優しく丁寧にほぐしてくださって……。
おかげでちっとも痛くありませんでしたわ。
女性が彼に夢中になるのも、納得です」
「そんなにすごいの……?」
シャオレイは目を丸くした。
シャオレイの知っているジュンは、冷酷で非情な、メイレンの狂犬だった。前世では、メイレンの指示でシャオレイの口へ、毒薬を流し込んだりもした。
(てっきり、強引で乱暴なのかと思ってたわ。
――彼には違う一面があるのね……)
そこへ、ロウ侍医がやってきた。彼の顔色は非常に悪い。
「ラン・ジュンが、ロウ殿に接触したいそうよ」
「承知しました。
――もっとも、そのほうが私にとっても幸いなのですが……」
ロウ侍医は、兵部《ひょうぶ》のドン監察官を最初に診た医師だ。もしドン監察官が亡くなれば、責任を問われて斬首される。
シャオレイは、ロウ侍医を励ました。
「大丈夫。ラン・ジュンが、ドン監察官を治してくれるわ……きっと」
それからシャオレイは、ひそかに唇を噛んでいた。
(また前世とズレているわね。
うかつだったわ……。
前世では、ロウ殿はドン監察官を診なかったから、気をつけていなかった。
信頼できるロウ殿を、失うわけにはいかないわ)