小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第45話 もつれる情緒(4/5)
ジュンの頭の中では、昨夜から抱いていた疑問の答え合わせをしていた。
(俺が優しくしてやったら、ミアルはすぐに俺を求めた。
それなら――この女は壊れちゃいない。正常だ。
そんな女が俺を信じて、受け入れた。
――だから俺も正常だ)
喉の奥で笑いそうになるのを、ぐっと押し殺した。
(なんだ……間違っていたのは”あいつら”のほうだったんだ――)
ジュンは、ミアルを胸から降ろした。それから、ミアルの上半身を左腕で包んだ。
ジュンは、低く押し殺した声でミアルを責めた。
「ミアル……昨夜のことを、覚えてるか?
――俺があんなふうになったのは、お前が煽ったからだ」
ミアルの中では、歓喜が震えていた。
(私がジュン様に影響を与えたのね……)
ジュンの責める言葉も態度も、すべては――ミアルへの執着の裏返しだった。それがミアルには、たまらなく心地良く愛おしかった。
これは、ジュンによるミアルへ序列を叩きこみ直す儀式だった。――主導権を握るのはジュンで、支配されるのはミアルという。
ミアルの中の“女”がうっとりとしていて、“観察者”が血を騒がせていた。
(ジュン様は私の体を気遣ってくれている。
私は特別な女なんだわ……。
それにしても、ジュン様はすごい。
昨夜はあんなに崩れてたのに、すっかり立ち直ってる)
ミアルは感傷的にしっとりと振る舞おうとしていたのに、それはどこかへ消えていた。ミアルの中の興奮は、ゆっくりと燃え上がっていた。
(仕方ないわ。
だってこんなに面白いんですもの……ジュン様は)
ジュンの頭の中では、昨夜から抱いていた疑問の答え合わせをしていた。
(俺が優しくしてやったら、ミアルはすぐに俺を求めた。
それなら――この女は壊れちゃいない。正常だ。
そんな女が俺を信じて、受け入れた。
――だから俺も正常だ)
喉の奥で笑いそうになるのを、ぐっと押し殺した。
(なんだ……間違っていたのは”あいつら”のほうだったんだ――)
ジュンは、ミアルを胸から降ろした。それから、ミアルの上半身を左腕で包んだ。
ジュンは、低く押し殺した声でミアルを責めた。
「ミアル……昨夜のことを、覚えてるか?
――俺があんなふうになったのは、お前が煽ったからだ」
ミアルの中では、歓喜が震えていた。
(私がジュン様に影響を与えたのね……)
ジュンの責める言葉も態度も、すべては――ミアルへの執着の裏返しだった。それがミアルには、たまらなく心地良く愛おしかった。
これは、ジュンによるミアルへ序列を叩きこみ直す儀式だった。――主導権を握るのはジュンで、支配されるのはミアルという。
ミアルの中の“女”がうっとりとしていて、“観察者”が血を騒がせていた。
(ジュン様は私の体を気遣ってくれている。
私は特別な女なんだわ……。
それにしても、ジュン様はすごい。
昨夜はあんなに崩れてたのに、すっかり立ち直ってる)
ミアルは感傷的にしっとりと振る舞おうとしていたのに、それはどこかへ消えていた。ミアルの中の興奮は、ゆっくりと燃え上がっていた。
(仕方ないわ。
だってこんなに面白いんですもの……ジュン様は)