小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第45話 もつれる情緒(5/5)
ミアルは、枕元にあった小さなかごから紙巾《しきん※》を取り、ジュンの汗をそっと拭いた。 [※ティッシュペーパー]
それから、ミアルは床に置いてあるたらいの中から手巾をとり、同様に拭いた。
その慈《いつく》しむような丁寧な仕草に、ジュンは眉を上げた。
ミアルは拭き終わった手巾をたらいに戻すと、今度はジュンの内衣《ないい》を整えた。
純粋に、”ジュンの女”として世話をしたかった。
だが、ジュンはそうは受け取らなかった。ミアルに、主導権を握られた気がしていた。
(この女……そういえば以前は子守りをしていたな。
まさか、俺は赤子たちと同じ――)
ジュンはミアルを制し、「お前も身なりを整えろ」と言って、寝台の縁へ座った。靴を履きながら、胸のモヤつきを治めていた。
(いや、あれはただの主従の礼儀だ)
ミアルは、枕元にあった小さなかごから紙巾《しきん※》を取り、ジュンの汗をそっと拭いた。 [※ティッシュペーパー]
それから、ミアルは床に置いてあるたらいの中から手巾をとり、同様に拭いた。
その慈《いつく》しむような丁寧な仕草に、ジュンは眉を上げた。
ミアルは拭き終わった手巾をたらいに戻すと、今度はジュンの内衣《ないい》を整えた。
純粋に、”ジュンの女”として世話をしたかった。
だが、ジュンはそうは受け取らなかった。ミアルに、主導権を握られた気がしていた。
(この女……そういえば以前は子守りをしていたな。
まさか、俺は赤子たちと同じ――)
ジュンはミアルを制し、「お前も身なりを整えろ」と言って、寝台の縁へ座った。靴を履きながら、胸のモヤつきを治めていた。
(いや、あれはただの主従の礼儀だ)