小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第46話 今さらの急浮上(3/6)
◆
翌朝、瑶吟宮へ戻ったミアルは、シャオレイに報告をした。――自分が乱雑に抱かれたことは伏せて。
シャオレイは眉を寄せた。
「あのラン・ジュンが、ミアルを抱いたくらいで気が晴れるものなの……?
――ああ、ごめんなさい。あなたは充分魅力的よ。
ジュンが自棄《やけ》にはならなくなったのなら、謀反なんか起こさないってこと……?」
(嵐の前の静けさかしら……?
でも証《あか》しはないから、まだゼフォンには告げられないわ。
それとも、匿名で密告する?
――いえ、だめね。
どっちみち証しが無いなら、相手にしてもらえないわ。
もしかしたら、ゼフォンはすでに把握してるのかしら?
ジュンの私邸に監視を付けているくらいだし……。
そうなら助かるんだけど……)
「兄さんに訊いてみるわ」とシャオレイは言って、文《ふみ》を書いた。それからサン内侍を呼び出して、フェイリンへ文《ふみ》を届けるように頼んだ。
◆
数日後、事態は急展開した。
駐屯地時代にジュンの治療を受けた副官――今は元副官だ――が、噂を聞いて名乗り出たのだ。
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翌朝、瑶吟宮へ戻ったミアルは、シャオレイに報告をした。――自分が乱雑に抱かれたことは伏せて。
シャオレイは眉を寄せた。
「あのラン・ジュンが、ミアルを抱いたくらいで気が晴れるものなの……?
――ああ、ごめんなさい。あなたは充分魅力的よ。
ジュンが自棄《やけ》にはならなくなったのなら、謀反なんか起こさないってこと……?」
(嵐の前の静けさかしら……?
でも証《あか》しはないから、まだゼフォンには告げられないわ。
それとも、匿名で密告する?
――いえ、だめね。
どっちみち証しが無いなら、相手にしてもらえないわ。
もしかしたら、ゼフォンはすでに把握してるのかしら?
ジュンの私邸に監視を付けているくらいだし……。
そうなら助かるんだけど……)
「兄さんに訊いてみるわ」とシャオレイは言って、文《ふみ》を書いた。それからサン内侍を呼び出して、フェイリンへ文《ふみ》を届けるように頼んだ。
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数日後、事態は急展開した。
駐屯地時代にジュンの治療を受けた副官――今は元副官だ――が、噂を聞いて名乗り出たのだ。