小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第49話 一瞬の本音
第49話 一瞬の本音(1/6)
ゼフォンはシャオレイが震えていることに気づいた。彼女の手を取り、そっと立たせて、椅子に座らせる。
そして、イラ立ちを押し込めて静かに言った。
「ミアルの捜索は命じるから、安心せよ。
――他に伝えるべきことがあるのなら、今話すのだ」
ゼフォンは、シャオレイの言葉をすべて信じたかった。だが、自分の把握していないことが存在するという事実が、ゼフォンをイラ立たせる。
シャオレイは、声の震えを抑えて言った。
「ラン衛帥《えいすい》が、謀反を企てていると――今朝、ミアルから申告を受けておりました」
ゼフォンの視線が、一気に鋭くなった。
ヒリついた空気に圧倒され、シャオレイは裙《くん》をぎゅっと掴んだ。
ゼフォンは、つとめて理性的に言った。
「予も今朝、ミアルから書簡にて報告を受けていた。
ラン・ジュンの企ての証しはあるか?」
「いいえ、ございません」
「今朝、ミアルから聞いたと言ったな?
すぐに予へ報告しに来なかったのは、なぜだ?」
「申し訳ありません。
”後宮が政《まつりごと》に口を出してはならぬ”という掟があると、存じておりましたので……」
その言葉を聞いた瞬間、ゼフォンの胸に再びイラ立ちが湧いた。
「それとこれとは、話が別だ……!
そなたは妃なのだぞ?
ならばミアルではなく、そなたが予に報告しに来るのが筋であろう!?」
「おっしゃる通りでございます……。
愚かな私めに、罰をお与えください」
ゼフォンはシャオレイが震えていることに気づいた。彼女の手を取り、そっと立たせて、椅子に座らせる。
そして、イラ立ちを押し込めて静かに言った。
「ミアルの捜索は命じるから、安心せよ。
――他に伝えるべきことがあるのなら、今話すのだ」
ゼフォンは、シャオレイの言葉をすべて信じたかった。だが、自分の把握していないことが存在するという事実が、ゼフォンをイラ立たせる。
シャオレイは、声の震えを抑えて言った。
「ラン衛帥《えいすい》が、謀反を企てていると――今朝、ミアルから申告を受けておりました」
ゼフォンの視線が、一気に鋭くなった。
ヒリついた空気に圧倒され、シャオレイは裙《くん》をぎゅっと掴んだ。
ゼフォンは、つとめて理性的に言った。
「予も今朝、ミアルから書簡にて報告を受けていた。
ラン・ジュンの企ての証しはあるか?」
「いいえ、ございません」
「今朝、ミアルから聞いたと言ったな?
すぐに予へ報告しに来なかったのは、なぜだ?」
「申し訳ありません。
”後宮が政《まつりごと》に口を出してはならぬ”という掟があると、存じておりましたので……」
その言葉を聞いた瞬間、ゼフォンの胸に再びイラ立ちが湧いた。
「それとこれとは、話が別だ……!
そなたは妃なのだぞ?
ならばミアルではなく、そなたが予に報告しに来るのが筋であろう!?」
「おっしゃる通りでございます……。
愚かな私めに、罰をお与えください」