小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第49話 一瞬の本音(4/6)
◆
シャオレイは、輿に乗せてもらい、瑶吟宮《ようぎんきゅう》へと戻ってきた。寝殿には、重たい空気が広がっていた。
シャオレイは髪をほどき、寝衣《しんい》姿で寝台にぐったりと横たわっていた。青ざめた顔で、ロウ侍医の診察を受けている。
「心労が出たのでしょう」
ロウ侍医が穏やかな口調で告げて、薬を処方してくれた。
ロウ侍医が帰ったあとで、シャオレイは寝台で身を起こして煎じ薬を飲んでいた。
サン内侍がシャオレイへ報告をした。
「ミアル嬢の行方は掴めませんでした。
ちなみにラン衛帥《えいすい》は、いつも通りに勤務して、いつも通りに退勤したようです。
もしかしたら配下を使って、宮廷の外へミアル嬢を誘拐したのかもしれません」
「いつも通り……!?」
(陛下は、ジュンを泳がしてるのね。
でも、堂々と宮中に居続けるなんて、ジュンはなんて大胆なの……)
シャオレイは、そんな男に戦いを挑んだことに、ゾッとした。
サン内侍が去ったあと、シャオレイは額の小鳥に手をやった。
(ねえ、何か教えてよ……ミアルを助けてくれないの?
――私にできることは、これ以上ないの?)
答えの出ない焦りが、シャオレイの胸を締めつけていた。
◆
シャオレイは、輿に乗せてもらい、瑶吟宮《ようぎんきゅう》へと戻ってきた。寝殿には、重たい空気が広がっていた。
シャオレイは髪をほどき、寝衣《しんい》姿で寝台にぐったりと横たわっていた。青ざめた顔で、ロウ侍医の診察を受けている。
「心労が出たのでしょう」
ロウ侍医が穏やかな口調で告げて、薬を処方してくれた。
ロウ侍医が帰ったあとで、シャオレイは寝台で身を起こして煎じ薬を飲んでいた。
サン内侍がシャオレイへ報告をした。
「ミアル嬢の行方は掴めませんでした。
ちなみにラン衛帥《えいすい》は、いつも通りに勤務して、いつも通りに退勤したようです。
もしかしたら配下を使って、宮廷の外へミアル嬢を誘拐したのかもしれません」
「いつも通り……!?」
(陛下は、ジュンを泳がしてるのね。
でも、堂々と宮中に居続けるなんて、ジュンはなんて大胆なの……)
シャオレイは、そんな男に戦いを挑んだことに、ゾッとした。
サン内侍が去ったあと、シャオレイは額の小鳥に手をやった。
(ねえ、何か教えてよ……ミアルを助けてくれないの?
――私にできることは、これ以上ないの?)
答えの出ない焦りが、シャオレイの胸を締めつけていた。