小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第50話 義兄《あに》からの脱却(6/6)
フェイリンは、シャオレイの髪をゆっくりすくい上げた。
「覚えておけ、シャオレイ。
俺が欲しいのは、そなたのすべてだ」
そう告げると、シャオレイの髪にそっと唇を押し当てた。
シャオレイは、フェイリンの独占欲から抜け出そうと、声を振り絞った。
「だ……だって、今まであなた――”兄さん”だったじゃない……」
「義兄妹ごっこは終わりだ」
「そんな……。勝手に……」
フェイリンは、困惑してうつむくシャオレイをしばらく見つめていたが、やがてくるりと背を向けた。
「――救出が成功したら、知らせる。
待っていろ」
冷静な口調でそう言い残し、フェイリンは部屋を出て行った。
シャオレイは、耳まで赤くして立ち尽くしていた。
(フェイリンの気持ち……本当は気づいていたわ。
だって、かつて彼の恋心を利用しようとしていたから。
でも、フェイリンが義兄妹の契りを交わしたから、恋心は消えたんだと思っていたの。
――いえ……そう思い込もうとしていたのよ。
今まで……)
フェイリンは、シャオレイの髪をゆっくりすくい上げた。
「覚えておけ、シャオレイ。
俺が欲しいのは、そなたのすべてだ」
そう告げると、シャオレイの髪にそっと唇を押し当てた。
シャオレイは、フェイリンの独占欲から抜け出そうと、声を振り絞った。
「だ……だって、今まであなた――”兄さん”だったじゃない……」
「義兄妹ごっこは終わりだ」
「そんな……。勝手に……」
フェイリンは、困惑してうつむくシャオレイをしばらく見つめていたが、やがてくるりと背を向けた。
「――救出が成功したら、知らせる。
待っていろ」
冷静な口調でそう言い残し、フェイリンは部屋を出て行った。
シャオレイは、耳まで赤くして立ち尽くしていた。
(フェイリンの気持ち……本当は気づいていたわ。
だって、かつて彼の恋心を利用しようとしていたから。
でも、フェイリンが義兄妹の契りを交わしたから、恋心は消えたんだと思っていたの。
――いえ……そう思い込もうとしていたのよ。
今まで……)