小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第51話 ジュンからの真心
第51話 ジュンからの真心(1/5)
◆
その日の夕方、ミアルは見知らぬ部屋の寝台で目を覚ました。起き上がって、あたりを見回した。
どこかの民家らしく、粗末で少し埃っぽい。
それから恐る恐る扉に近づき、取っ手を引いた。だが、扉は固く閉ざされていてびくともしない。
しばらくして、外から錠を外す音がした。扉が開き、姿を現したのはジュンだった。
ジュンはミアルの頬を撫でながら「手荒な真似をしてすまなかったな」と言った。言葉とは裏腹に、ジュンにはゆるしを乞う様子はなかった。
「お前を保護するためには、こうするしかなかった」
「――保護?」
「言っただろ?皇后にしてやると。
――だが、それには危険が伴う。
だから、すべてが終わるまでここにいろ」
ミアルは警戒していた。
(私が裏切り者だと、ジュン様は本当に気づいていないの……?
いえ、そんなわけないわ……)
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その日の夕方、ミアルは見知らぬ部屋の寝台で目を覚ました。起き上がって、あたりを見回した。
どこかの民家らしく、粗末で少し埃っぽい。
それから恐る恐る扉に近づき、取っ手を引いた。だが、扉は固く閉ざされていてびくともしない。
しばらくして、外から錠を外す音がした。扉が開き、姿を現したのはジュンだった。
ジュンはミアルの頬を撫でながら「手荒な真似をしてすまなかったな」と言った。言葉とは裏腹に、ジュンにはゆるしを乞う様子はなかった。
「お前を保護するためには、こうするしかなかった」
「――保護?」
「言っただろ?皇后にしてやると。
――だが、それには危険が伴う。
だから、すべてが終わるまでここにいろ」
ミアルは警戒していた。
(私が裏切り者だと、ジュン様は本当に気づいていないの……?
いえ、そんなわけないわ……)