小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第52話 謀反の夜(4/5)
◆
シャオレイは、瑶吟宮に戻っていた。
ゼフォンの無事には安堵していたが、それ以上に気がかりだったのは、ミアルの安否だった。最悪の結果が、シャオレイの頭に浮かぶ。
(ジュンは謀反に失敗したから、自暴自棄になってミアルを……。
――いえ……”ジュンはミアルをゆるす”と、フェイリンが言ってた。
ああでも、そんな保証は無いわ……)
シャオレイは震える指先で、筆をとった。
フェイリンの持っていた地図を思い出しながら、紙に書きつける。それから、ジュンの潜伏場所に印を付けた。
(都からあまり離れていなかったから、フェイリンが着くまでそんなにかからないと思うけど……)
その時、不意に額の小鳥がチリッと疼いた。
「何?」
シャオレイは、昨日反応していた潜伏場所を指した。だが、小鳥は何も反応しない。
「まさか……」
シャオレイが次々と違う印を指していくと、小鳥はある一箇所に反応を示した。そこは、都からさらに遠く離れた西の、チンリン山だった。
「ミアルは移動させられたの……!?
――それとも、この前のは小鳥の当てずっぽうだっただけ……?」
シャオレイは、そこであることに気が付いた。
(そういえば、フェイリンはどうして私の――小鳥の言うことを、すんなり信用してくれたのかしら?
私自身ですら、小鳥を信用しきれていないのに……)
シャオレイは、頭を振った。
(疑ったってキリがないわ。
フェイリンに知らせないと……)
シャオレイは地図を懐に入れながら立ち上がるが、足を止めた。
(午後にまた陛下を再訪しないとまずいわ。
今宮廷を出たら、陛下にバレるかも。
そうなったら、今度こそ本当に終わり……)
しばらくためらったが――覚悟を決めた。
(でも、ミアルの命には代えられない……!)
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シャオレイは、瑶吟宮に戻っていた。
ゼフォンの無事には安堵していたが、それ以上に気がかりだったのは、ミアルの安否だった。最悪の結果が、シャオレイの頭に浮かぶ。
(ジュンは謀反に失敗したから、自暴自棄になってミアルを……。
――いえ……”ジュンはミアルをゆるす”と、フェイリンが言ってた。
ああでも、そんな保証は無いわ……)
シャオレイは震える指先で、筆をとった。
フェイリンの持っていた地図を思い出しながら、紙に書きつける。それから、ジュンの潜伏場所に印を付けた。
(都からあまり離れていなかったから、フェイリンが着くまでそんなにかからないと思うけど……)
その時、不意に額の小鳥がチリッと疼いた。
「何?」
シャオレイは、昨日反応していた潜伏場所を指した。だが、小鳥は何も反応しない。
「まさか……」
シャオレイが次々と違う印を指していくと、小鳥はある一箇所に反応を示した。そこは、都からさらに遠く離れた西の、チンリン山だった。
「ミアルは移動させられたの……!?
――それとも、この前のは小鳥の当てずっぽうだっただけ……?」
シャオレイは、そこであることに気が付いた。
(そういえば、フェイリンはどうして私の――小鳥の言うことを、すんなり信用してくれたのかしら?
私自身ですら、小鳥を信用しきれていないのに……)
シャオレイは、頭を振った。
(疑ったってキリがないわ。
フェイリンに知らせないと……)
シャオレイは地図を懐に入れながら立ち上がるが、足を止めた。
(午後にまた陛下を再訪しないとまずいわ。
今宮廷を出たら、陛下にバレるかも。
そうなったら、今度こそ本当に終わり……)
しばらくためらったが――覚悟を決めた。
(でも、ミアルの命には代えられない……!)