小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第56話 ミアルの賭け(3/6)
ミアルは力を振り絞り、ジュンへ両手を伸ばした。ジュンが顔を近づけて言った。
「俺にゆるしを乞うか……?うなずけ、早く!」
ミアルはジュンを抱きしめた。そのとき、ジュンの体が震えているのを感じた。
(私があなたに屈服しないのが、そんなに許せないの……?
でもゆるしを乞うたら、あなたの野心を肯定してしまうことになる……。
あなたを死の道に進ませるわけにはいかないわ……)
ジュンは荒い呼吸で言った。
「お前は俺を裏切ったことを、まったく悪いと思ってないんだな……。
――それなら俺が死んでもいいと、あのとき本気で思っていたのか!?
いや……今も、そう思っているんだろう……!
お前は面白がったり、抱かれたがったり、嬉しがったり、救いたがったりしたくせに――……影ではずっと、俺など死ねばいいと思っていたんだろう!!」
ジュンの叫びに、ミアルはやっと気づいた。
ミアルが瀕死になってもゆるしを乞わない――それは、”ジュンが死んでもいい”という固い意志表示だと、彼は受け止めたのだ。
その冷たさに、ジュンは耐えられなかった。
ミアルは腕の中のジュンの重みを確かめながら、目を伏せた。もう、一言も喋れなかった。
(ああ……やっぱり私、あなたのことちっとも分かっていなかった……)
ミアルは、ひとすじの涙を流した。
(ジュン様ごめんなさい……本当に違うの……あなたには生きていてほしい)
ジュンは悲痛な叫び声をあげた。
「早くゆるしを乞え!」
ミアルは力を振り絞り、ジュンへ両手を伸ばした。ジュンが顔を近づけて言った。
「俺にゆるしを乞うか……?うなずけ、早く!」
ミアルはジュンを抱きしめた。そのとき、ジュンの体が震えているのを感じた。
(私があなたに屈服しないのが、そんなに許せないの……?
でもゆるしを乞うたら、あなたの野心を肯定してしまうことになる……。
あなたを死の道に進ませるわけにはいかないわ……)
ジュンは荒い呼吸で言った。
「お前は俺を裏切ったことを、まったく悪いと思ってないんだな……。
――それなら俺が死んでもいいと、あのとき本気で思っていたのか!?
いや……今も、そう思っているんだろう……!
お前は面白がったり、抱かれたがったり、嬉しがったり、救いたがったりしたくせに――……影ではずっと、俺など死ねばいいと思っていたんだろう!!」
ジュンの叫びに、ミアルはやっと気づいた。
ミアルが瀕死になってもゆるしを乞わない――それは、”ジュンが死んでもいい”という固い意志表示だと、彼は受け止めたのだ。
その冷たさに、ジュンは耐えられなかった。
ミアルは腕の中のジュンの重みを確かめながら、目を伏せた。もう、一言も喋れなかった。
(ああ……やっぱり私、あなたのことちっとも分かっていなかった……)
ミアルは、ひとすじの涙を流した。
(ジュン様ごめんなさい……本当に違うの……あなたには生きていてほしい)
ジュンは悲痛な叫び声をあげた。
「早くゆるしを乞え!」