小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第56話 ミアルの賭け(4/6)
そのとき、外が騒がしくなったのが、ミアルの耳にはっきり届いた。
シャオレイの声はしなかったが、彼女が来たことをミアルは確信した。
ジュンが騒ぎに反応した瞬間――ミアルは力を振り絞り、願いを込めて、仕込みかんざしでジュンの首を刺した。
(お願い、動きを封じて……この人を守るために……!)
ジュンには一瞬、何が起こったのか分からなかった。
首すじに痛みを感じたとたん、めまいがジュンを襲った。ジュンは立ち上がろうとするが、足に力が入らない。
ジュンが即効性の毒だと気付いた瞬間、彼は床に崩れ落ちた。
(一体誰が……!?)
ジュンがミアルを見ると、彼女の右手にかんざしが握られていた。その先端に針が出ている。
ジュンは瞬時に悟り、激怒する。
「ミアル!!」
◆
幕舎の外では、フェイリンたちがジュンの配下たちと交戦していた。
木の後ろに隠れていたシャオレイは、幕舎の中から響くジュンの怒声に気が付いた。
(きっと、ミアルはあそこにいる――)
シャオレイは身を低くして隠れながら、慎重に幕舎に向かう。そこに見張りはいなかった。
そっと幕舎の中を覗くと、床に倒れている男――ジュンがミアルに怒号を飛ばしていた。
ミアルは、寝台でぐったりとしていた。
シャオレイは、素早く仕込みかんざしを抜いて構える。
(ジュンは動けないのかしら……?)
そのとき、外が騒がしくなったのが、ミアルの耳にはっきり届いた。
シャオレイの声はしなかったが、彼女が来たことをミアルは確信した。
ジュンが騒ぎに反応した瞬間――ミアルは力を振り絞り、願いを込めて、仕込みかんざしでジュンの首を刺した。
(お願い、動きを封じて……この人を守るために……!)
ジュンには一瞬、何が起こったのか分からなかった。
首すじに痛みを感じたとたん、めまいがジュンを襲った。ジュンは立ち上がろうとするが、足に力が入らない。
ジュンが即効性の毒だと気付いた瞬間、彼は床に崩れ落ちた。
(一体誰が……!?)
ジュンがミアルを見ると、彼女の右手にかんざしが握られていた。その先端に針が出ている。
ジュンは瞬時に悟り、激怒する。
「ミアル!!」
◆
幕舎の外では、フェイリンたちがジュンの配下たちと交戦していた。
木の後ろに隠れていたシャオレイは、幕舎の中から響くジュンの怒声に気が付いた。
(きっと、ミアルはあそこにいる――)
シャオレイは身を低くして隠れながら、慎重に幕舎に向かう。そこに見張りはいなかった。
そっと幕舎の中を覗くと、床に倒れている男――ジュンがミアルに怒号を飛ばしていた。
ミアルは、寝台でぐったりとしていた。
シャオレイは、素早く仕込みかんざしを抜いて構える。
(ジュンは動けないのかしら……?)