小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第57話 むなしき流れ(2/6)
「こいつは俺が始末する」
フェイリンが言い放つと、シャオレイは「構わないわ」とうなずいた。
ミアルはそれを聞いて、ジュンを助けようと動こうとした。だが、ミアルの体は未だに鉛のように重く、声はかすれて出てこない。
ジュンの両脇をサン内侍たちがつかみ、引きずるようにして幕舎の外へ連れ出す。
その途中、ジュンはわずかに首を動かし、ちらりとミアルのほうを見た。
(俺はこれから”処刑”されるが、お前は何を考えてる……?
笑うのか?哀れむのか?)
だがミアルは――ジュンを悲痛な顔で見ていた。
それを見たジュンは、混乱した。
(どういうことだ……?)
ミアルは力を振り絞って体を動かし、寝台からゆっくりと降りようとした。
すかさずシャオレイが「まだ寝ていなきゃ……」と制した。
だがミアルは、力の入らない脚を殴り、手の爪を食い込ませ、よろよろと歩き出す。
シャオレイはためらいつつも、ミアルの体を支えながら外へ出た。
「こいつは俺が始末する」
フェイリンが言い放つと、シャオレイは「構わないわ」とうなずいた。
ミアルはそれを聞いて、ジュンを助けようと動こうとした。だが、ミアルの体は未だに鉛のように重く、声はかすれて出てこない。
ジュンの両脇をサン内侍たちがつかみ、引きずるようにして幕舎の外へ連れ出す。
その途中、ジュンはわずかに首を動かし、ちらりとミアルのほうを見た。
(俺はこれから”処刑”されるが、お前は何を考えてる……?
笑うのか?哀れむのか?)
だがミアルは――ジュンを悲痛な顔で見ていた。
それを見たジュンは、混乱した。
(どういうことだ……?)
ミアルは力を振り絞って体を動かし、寝台からゆっくりと降りようとした。
すかさずシャオレイが「まだ寝ていなきゃ……」と制した。
だがミアルは、力の入らない脚を殴り、手の爪を食い込ませ、よろよろと歩き出す。
シャオレイはためらいつつも、ミアルの体を支えながら外へ出た。