小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第7話 寵姫の甘い夜
第7話 寵姫の甘い夜(1/4)
◆
シャオレイは毎日、瑶吟堂《ようぎんどう》の琴房で歌作りをしていた。
だが、心は落ち着かない。
(あの遺体はフェイリンじゃなかった。じゃあ、彼はどこに……?)
フェイリンに連絡を取る方法はなく、シャオレイの不安は増すばかりだった。
(この前微妙な空気だったし、生きていたとしても、もう来ないかもしれないわね……)
そこへ、ミアルが朗報を持ってきた。
「姫様、陛下が今夜お越しになるそうです」
「陛下が!?」
シャオレイは、一瞬で表情を輝かせた。フェイリンのことなど、一瞬で頭から吹き飛んでしまった。
◆
瑶吟堂は灯籠に照らされ、静かに夜の訪れを迎えていた。
湯あみ[※]を終えたシャオレイは、念入りに化粧をし、かんざしや耳飾りを選ぶ。 [※入浴]
シャオレイの胸は高鳴り、期待でいっぱいだった。
そのとき、チャオ内侍の「陛下のお越し!」という声が、外から響いた。
シャオレイが慌てて部屋の外に出ると、提灯に照らされたゼフォンが歩いてくる。彼のゆったりとした足取りが、彼女の心を震わせた。
「陛下……!」
シャオレイは、小走りでゼフォンに駆け寄った。気づけば、彼の前で自然とひざまずいていた。
龍は今、小鳥の元に降り立ったのだ――。
シャオレイがこの夜に焦がれたのも、当然だった。前世のゼフォンは、半年間病に伏していた。
恍惚としたままのシャオレイへ、ゼフォンがほほ笑みながら、そっと手を差し伸べる。
そのぬくもりに触れた瞬間、昼間とは違う夜の悦びが、シャオレイの胸を満たした。指を絡めたまま立ち上がり、ゼフォンと共に部屋へと戻った。
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シャオレイは毎日、瑶吟堂《ようぎんどう》の琴房で歌作りをしていた。
だが、心は落ち着かない。
(あの遺体はフェイリンじゃなかった。じゃあ、彼はどこに……?)
フェイリンに連絡を取る方法はなく、シャオレイの不安は増すばかりだった。
(この前微妙な空気だったし、生きていたとしても、もう来ないかもしれないわね……)
そこへ、ミアルが朗報を持ってきた。
「姫様、陛下が今夜お越しになるそうです」
「陛下が!?」
シャオレイは、一瞬で表情を輝かせた。フェイリンのことなど、一瞬で頭から吹き飛んでしまった。
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瑶吟堂は灯籠に照らされ、静かに夜の訪れを迎えていた。
湯あみ[※]を終えたシャオレイは、念入りに化粧をし、かんざしや耳飾りを選ぶ。 [※入浴]
シャオレイの胸は高鳴り、期待でいっぱいだった。
そのとき、チャオ内侍の「陛下のお越し!」という声が、外から響いた。
シャオレイが慌てて部屋の外に出ると、提灯に照らされたゼフォンが歩いてくる。彼のゆったりとした足取りが、彼女の心を震わせた。
「陛下……!」
シャオレイは、小走りでゼフォンに駆け寄った。気づけば、彼の前で自然とひざまずいていた。
龍は今、小鳥の元に降り立ったのだ――。
シャオレイがこの夜に焦がれたのも、当然だった。前世のゼフォンは、半年間病に伏していた。
恍惚としたままのシャオレイへ、ゼフォンがほほ笑みながら、そっと手を差し伸べる。
そのぬくもりに触れた瞬間、昼間とは違う夜の悦びが、シャオレイの胸を満たした。指を絡めたまま立ち上がり、ゼフォンと共に部屋へと戻った。