小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第11話 嫉妬の旋律(5/6)




 シャオレイが琴房に戻ると、フェイリンはすぐに顔を上げた。「遅い」と言いかけて、彼の眉間に深いしわが寄る。

 シャオレイの後ろから邪魔者――ミアルがついてきたからだ。

「……なんだそいつは?」

 警戒するフェイリンに、慌ててシャオレイが言った。
「ふたりをちゃんと会わせたかったの」

 ミアルは涼しい顔で、軽く頭を下げた。

「――というわけで、ミアルにも事情を話したわ」

 シャオレイから説明を受け、フェイリンは早速ミアルに「邪魔をするなら消す」と警告した。

「それはご安心を。
私は姫様のために動くだけですわ」
 ミアルは、フェイリンの鋭い目線を受けても顔色ひとつ変えなかった。

「ともかく。
目的は同じなのだから――ね?」
 シャオレイは、フェイリンとミアルを会わせたことを少し後悔した。

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