小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第11話 嫉妬の旋律(6/6)
ミアルが部屋を後にすると、フェイリンは息をついた。
「信用できるのか?あいつは」
「小鳥が選んだのよ」
シャオレイは額を指差した。
「――俺の邪魔さえしなければいい」
そう言って、フェイリンはシャオレイの頬に口づけをした。
シャオレイをそっと抱き寄せ、長椅子に腰を下ろすと、その距離は一気に縮まった。
”求めるな”と命じるフェイリンの心と、”求めたい”と叫ぶ彼の体がせめぎ合っていた。
だが、底に沈めてきたフェイリンの12年分の孤独の渇きが、シャオレイの熱を求めてしまう。
フェイリンは反射的に彼女の手をつかんだ。
それから、指先で静かに彼女の手のひらを撫でた。熱っぽい彼の指先が滑るたびに、シャオレイの胸が甘く震える。
(さすが手練《てだ》れね……飲み込みが早いわ。
さっきまでぎこちなくて力任せだったのに、優しく触れるようになった)
シャオレイは、目を閉じて身を任せていた。
(それにしても、口づけ以上のことはしてこないのね。
これ以上私が攻めたら、また野良犬みたいにしょんぼりしそうだし。
フェイリンって、青楼のどのお客よりも難しいわ……。
――でも、私からの対価を受け取ってくれるのは助かる。
絆が強固にできるもの)
ミアルが部屋を後にすると、フェイリンは息をついた。
「信用できるのか?あいつは」
「小鳥が選んだのよ」
シャオレイは額を指差した。
「――俺の邪魔さえしなければいい」
そう言って、フェイリンはシャオレイの頬に口づけをした。
シャオレイをそっと抱き寄せ、長椅子に腰を下ろすと、その距離は一気に縮まった。
”求めるな”と命じるフェイリンの心と、”求めたい”と叫ぶ彼の体がせめぎ合っていた。
だが、底に沈めてきたフェイリンの12年分の孤独の渇きが、シャオレイの熱を求めてしまう。
フェイリンは反射的に彼女の手をつかんだ。
それから、指先で静かに彼女の手のひらを撫でた。熱っぽい彼の指先が滑るたびに、シャオレイの胸が甘く震える。
(さすが手練《てだ》れね……飲み込みが早いわ。
さっきまでぎこちなくて力任せだったのに、優しく触れるようになった)
シャオレイは、目を閉じて身を任せていた。
(それにしても、口づけ以上のことはしてこないのね。
これ以上私が攻めたら、また野良犬みたいにしょんぼりしそうだし。
フェイリンって、青楼のどのお客よりも難しいわ……。
――でも、私からの対価を受け取ってくれるのは助かる。
絆が強固にできるもの)