小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第12話 計略は毒の香り(2/6)
◆
翌朝の華宵宮《かしょうきゅう》。そこで、いつものようにメイレンへの朝見《ちょうけん》が行なわれていた。
他の妃たちが雑談を楽しんでいる中、シャオレイはいつものように当たり障りのない笑みを浮かべていた。
昨夜は夜伽だったので、寝不足を感じていた。
だが、メイレンたちの前ではそれを見せることなく振る舞う。
メイレンは、そんなシャオレイの様子を見逃さなかった。
「伽があったなら、朝見は休んでもいいのだそ?」
「お気遣いありがとうございます。
ですが、皇后殿下にごあいさつするのも、大事な勤めですから」
シュエン妃が話しかけてきた。
「でも、大変でしょう?
頻繁に伽があるうえに、七夕の宴の準備だなんて。
なんでも、自作の歌を披露するとか」
それを聞いて、他の妃たちはシャオレイに冷たい視線を向けた。
”目立ちたがり”
”元歌妓だものね”
――そんな視線をシャオレイは気づきながらも、ほほ笑んだ。
「宴のお目汚しにならなければ良いのですが……」
シュエン妃は、さらに口を挟む。
「毎日歌の練習しているとか。喉の調子は大丈夫なの?」
「はい、お気遣いありがとうございます」
「そう……」
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翌朝の華宵宮《かしょうきゅう》。そこで、いつものようにメイレンへの朝見《ちょうけん》が行なわれていた。
他の妃たちが雑談を楽しんでいる中、シャオレイはいつものように当たり障りのない笑みを浮かべていた。
昨夜は夜伽だったので、寝不足を感じていた。
だが、メイレンたちの前ではそれを見せることなく振る舞う。
メイレンは、そんなシャオレイの様子を見逃さなかった。
「伽があったなら、朝見は休んでもいいのだそ?」
「お気遣いありがとうございます。
ですが、皇后殿下にごあいさつするのも、大事な勤めですから」
シュエン妃が話しかけてきた。
「でも、大変でしょう?
頻繁に伽があるうえに、七夕の宴の準備だなんて。
なんでも、自作の歌を披露するとか」
それを聞いて、他の妃たちはシャオレイに冷たい視線を向けた。
”目立ちたがり”
”元歌妓だものね”
――そんな視線をシャオレイは気づきながらも、ほほ笑んだ。
「宴のお目汚しにならなければ良いのですが……」
シュエン妃は、さらに口を挟む。
「毎日歌の練習しているとか。喉の調子は大丈夫なの?」
「はい、お気遣いありがとうございます」
「そう……」