小鳥の爪―転生寵姫は2番目の恋に落ちる―
第12話 計略は毒の香り(6/6)
シャオレイが去った後、芳沁宮にはメイレンとシュエン妃のふたりきりとなった。
突然、メイレンはシュエン妃を平手打ちにした。それから、床に倒れ込んだシュエン妃へ叱責を飛ばした。
「なんて愚かなことを!」
シュエン妃はぶたれた頬を押さえ、必死に言いわけをした。
「殿下……本当に私は何も知らなかったのです」
「そなたの父上が、私の父上の恩人でなかったら……とうに葬っていた!」
メイレンには、何もかもお見通しだった。
シュエン妃がこんなことをしたのは、寵愛されているシャオレイへの嫉妬からだった。
シュエン妃はメイレンの幼なじみだ。だから、ゼフォンに警戒され、冷遇されているのだ。
カナリア姫が七夕の宴で成功を収めたら、寵姫の座はもう揺るがない。そうなったら自分の入る隙は、無くなってしまう――シュエン妃はそう思い、浅はかな陰謀を実行した。
侍女にすべての罪をなすりつけて。
シャオレイが去った後、芳沁宮にはメイレンとシュエン妃のふたりきりとなった。
突然、メイレンはシュエン妃を平手打ちにした。それから、床に倒れ込んだシュエン妃へ叱責を飛ばした。
「なんて愚かなことを!」
シュエン妃はぶたれた頬を押さえ、必死に言いわけをした。
「殿下……本当に私は何も知らなかったのです」
「そなたの父上が、私の父上の恩人でなかったら……とうに葬っていた!」
メイレンには、何もかもお見通しだった。
シュエン妃がこんなことをしたのは、寵愛されているシャオレイへの嫉妬からだった。
シュエン妃はメイレンの幼なじみだ。だから、ゼフォンに警戒され、冷遇されているのだ。
カナリア姫が七夕の宴で成功を収めたら、寵姫の座はもう揺るがない。そうなったら自分の入る隙は、無くなってしまう――シュエン妃はそう思い、浅はかな陰謀を実行した。
侍女にすべての罪をなすりつけて。