結婚の決め手は焦げた玉子焼き!?黒豹御曹司は愛する秘書を逃がさない
14時からの打ち合わせを終えた暁良は、昨日の会社のエントランスの防犯カメラを確認した。
沙紀が出ていき、追いかけるように出ていった経理部の上野心愛。
7分後に上野心愛が戻り、そしてさらに5分遅れで加賀大輝が戻る姿が写っていた。
「加賀大輝は営業だから外へ行くとして、経理の上野心愛がなぜ外出を?」
あの変なメールは沙紀から上野心愛へだった。
上野心愛が写真を撮り、沙紀のパソコンから自分宛にメールを送ることは可能なのだろうか?
夏目からメールで送られてきた暗号のようなログイン記録、記録媒体の接続、メール起動、送信記録を暁良は開いた。
変なメールが送られた前後2時間分だとはいえ、全社員分の膨大な作業記録だ。
「絶対に証拠を見つけてやる」
暁良は沙紀の寝顔を見ながら、誓いを立てた。
◇
丸一日眠った沙紀はゆっくりと目を開けた。
頭が重い。
身体が熱い。
汗でベタベタする。
あれ? なんだ。まだ夢の中だ。
暁良がこの部屋の中でパソコンを操作しているはずがない。
「……沙紀?」
慌てて駆け寄る暁良が心配そうな顔をしてるのはなぜ?
そんな顔、普段しないでしょう?
「……ごめん、なさい……」
夢なのに喉が渇いたな。
沙紀はゆっくりと水のペットボトルに手を伸ばした。
「水か?」
優しいなぁ。
最初は顔が整いすぎて怖そうだなと思ったのに。
いつも気遣ってくれて、大輝への仕返しも協力してくれて、仕事ができない私にも丁寧に教えてくれて。
それなのに、私はスケジュールの管理すらちゃんとできない。
「役に立てなくて……」
暁良にはもっとバリバリ仕事ができるキャリアウーマンか、美人なお嬢様の方が似合っている。
仕事も見た目もイマイチな私では釣り合わない。
「もっと、素敵な女性を妻に……」
沙紀の手はペットボトルに届くこともなく、再び気絶するように眠りに。
「沙紀?」
沙紀のおでこに手を当てた暁良は眉間に皺を寄せた。
おでこに手を当てるとまた熱が上がっている。
「俺の妻はおまえだけだ」
暁良は口移しで解熱剤を飲ませると、汗で張り付いた沙紀の前髪をそっと退けた。
沙紀が出ていき、追いかけるように出ていった経理部の上野心愛。
7分後に上野心愛が戻り、そしてさらに5分遅れで加賀大輝が戻る姿が写っていた。
「加賀大輝は営業だから外へ行くとして、経理の上野心愛がなぜ外出を?」
あの変なメールは沙紀から上野心愛へだった。
上野心愛が写真を撮り、沙紀のパソコンから自分宛にメールを送ることは可能なのだろうか?
夏目からメールで送られてきた暗号のようなログイン記録、記録媒体の接続、メール起動、送信記録を暁良は開いた。
変なメールが送られた前後2時間分だとはいえ、全社員分の膨大な作業記録だ。
「絶対に証拠を見つけてやる」
暁良は沙紀の寝顔を見ながら、誓いを立てた。
◇
丸一日眠った沙紀はゆっくりと目を開けた。
頭が重い。
身体が熱い。
汗でベタベタする。
あれ? なんだ。まだ夢の中だ。
暁良がこの部屋の中でパソコンを操作しているはずがない。
「……沙紀?」
慌てて駆け寄る暁良が心配そうな顔をしてるのはなぜ?
そんな顔、普段しないでしょう?
「……ごめん、なさい……」
夢なのに喉が渇いたな。
沙紀はゆっくりと水のペットボトルに手を伸ばした。
「水か?」
優しいなぁ。
最初は顔が整いすぎて怖そうだなと思ったのに。
いつも気遣ってくれて、大輝への仕返しも協力してくれて、仕事ができない私にも丁寧に教えてくれて。
それなのに、私はスケジュールの管理すらちゃんとできない。
「役に立てなくて……」
暁良にはもっとバリバリ仕事ができるキャリアウーマンか、美人なお嬢様の方が似合っている。
仕事も見た目もイマイチな私では釣り合わない。
「もっと、素敵な女性を妻に……」
沙紀の手はペットボトルに届くこともなく、再び気絶するように眠りに。
「沙紀?」
沙紀のおでこに手を当てた暁良は眉間に皺を寄せた。
おでこに手を当てるとまた熱が上がっている。
「俺の妻はおまえだけだ」
暁良は口移しで解熱剤を飲ませると、汗で張り付いた沙紀の前髪をそっと退けた。