ハイスペ御曹司で年下幼馴染の山田一郎が誘ってくる送迎を断ったら、とんでもない目に遭った件
いつもより早い朝
私はまどろみの中で小さい一郎に話しかける。
そんなことないよ、私のために守ろうとしてくれて頼もしかったよ……
このときのことを私は大人になってからもよく夢で見る。
今も夢の中で泣いている小さい一郎の頭をなでながら、現実の私はこんなことを思ってる。
この頃の一郎、ホント可愛かったなあ、
「マリちゃん、マリちゃん」て私の後を追いかけて。
……でもさあ、今や可愛さなんて消え失せて、もうすっかり……
ピピピピピ……!
とスマホの目覚まし音が、ぼんやりした頭に容赦なく鳴り響いた。私はハッとして、根性で飛び起きた。
そう今朝は絶対に寝過ごせない!
一時間早く会社に行くんだった。
だって、一郎が来ちゃうから!
一郎に会わないように、とにかく早く家を出なきゃ!
朝食もそこそこに急いで身支度を整えて玄関のドアを勢いよくガチャリと開けた。
と我が家の前ですでに待機していた、黒塗り高級車の後部座席に収まる一郎がコチラを向いていた。
な、な、なんで一郎がもういるのよ~~~!?!?
そんなことないよ、私のために守ろうとしてくれて頼もしかったよ……
このときのことを私は大人になってからもよく夢で見る。
今も夢の中で泣いている小さい一郎の頭をなでながら、現実の私はこんなことを思ってる。
この頃の一郎、ホント可愛かったなあ、
「マリちゃん、マリちゃん」て私の後を追いかけて。
……でもさあ、今や可愛さなんて消え失せて、もうすっかり……
ピピピピピ……!
とスマホの目覚まし音が、ぼんやりした頭に容赦なく鳴り響いた。私はハッとして、根性で飛び起きた。
そう今朝は絶対に寝過ごせない!
一時間早く会社に行くんだった。
だって、一郎が来ちゃうから!
一郎に会わないように、とにかく早く家を出なきゃ!
朝食もそこそこに急いで身支度を整えて玄関のドアを勢いよくガチャリと開けた。
と我が家の前ですでに待機していた、黒塗り高級車の後部座席に収まる一郎がコチラを向いていた。
な、な、なんで一郎がもういるのよ~~~!?!?