婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
このあとのことを考えると気が気じゃなく、妙に入念に体を洗い流している自分がいる。

バスタオルで体をよく拭いて下着を穿き、上の方の下着は……悩んだ末になにもつけずに浴衣を着て部屋に戻る。せめてもの同意を表したつもりだ。

「お待たせ」

帯はちゃんと結んだが胸のあたりはどこか心許ない。ベッドに座っていた彼は、襟を押さえる私を見て眉を寄せた。

「……俺が先に入っておくべきだった」

「え?」

「その格好を見たら、また耐えられなくなる」

こちらに迎えにきて腰を抱き、一度深く口づけして体を離す。

「すぐに上がってくるから、待ってて」

名残惜しそうにウエストのラインを撫で、彼は浴室に向かった。

触れられた部分が熱くて、再び体の芯が火照ってくる。なんだかこちらまで理性を試されているみたいだ。

ミネラルウォーターで水分補給をしながら、上がる心拍数をならすようにして彼の戻りを待つ。

十分程度で冷静さを取り戻した彼が戻ってきた。

「がっついて悪かった。少し休むか?」

そう言ってソファを勧めてきたのは、私を気遣ってのことだろう。

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