婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
なるほどと納得する。ジュリナは「シングルマザーって大変そうですよね」としみじみ呟く。

「あの人は仕事も子育ても全部貪欲に楽しんでるから」

恐れ入ったという顔で美作さんが苦笑する。ジュリナはどこか羨ましそうに「格好いいな~、安芸野さん」とうっとりとため息をついた。

「でも、結婚だけは向いてなかったみたいだよ。誰かと苦楽をともにするような殊勝なタイプじゃないからね」

美作さんが肩を竦める。世那は……思うところはあるのだろうけれど、とくに反応もなくビールを飲んでいる。

「桃代さんはきっと、誰かと一緒に歩んでいきたいタイプなんだろうね。それから、聖澤くんも」

私は「はい」と照れながら頷く。世那の方も観念したのかぽつりと漏らした。

「まあ、一応覚悟決めましたんで。家庭を持つっていう」

一瞬場を静寂が包むも、ジュリナは「わーお」と拍手を始め、美作さんも「言われちゃったなー」とどこか悔しそうな笑みを浮かべている。

それが私への愛の誓いだということはなんとなく察していて、表だって喜べないものの頬が緩んでしまいそうだった。

「さて。全員揃ったんでサーロイン頼みますか」

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