婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
「そういう、紬希のいいところも面倒なところも全部ひっくるめて、この先も一緒にいたいって思ってる」

「……うん」

彼の腕に手を重ねて目を閉じる。

大事なのは、その人自身を愛せるかどうか。

世那の合理主義なところも、優しくて繊細なところも、頼もしいのにどこか臆病で慎重なところも、全部長所でもあり短所でもあって、そのどれもが愛しい。

「あんたは? 俺のどこが好きなんだ?」

「え? ん~……」

全部、と言いたいところだけれど、真面目に答えるのは野暮というか。

世那の甘えた声も私をからかう気満々に聞こえるし。素直に手の上で転がされるのも癪である。

「内緒」

「おい、こら。人にだけ言わせて逃げる気か」

「あ、ねえ。バスケ好きなの?」

「ごまかすな」

彼が私の体をひょいと持ち上げてベッドの上に転がす。私は「ひゃあ」と悲鳴をあげながら、影を落とす彼をドキドキしながら見つめた。

「答えないなら、体に聞くからな」

そう宣言してベッドに手をつき、私の上に覆いかぶさるようにしてキスをする。

舌が絡まり合って、体の力が抜けて意識が飛びそうになった。

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