婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
「こ、こちらこそ、こんな私でよければ。一生どうぞ……お幸せに……って、もうなに言ってるんだかっ」
頭の中が幸せいっぱいでうまく日本語が出てこない。
「おい、人生で最初で最後のプロポーズだぞ? ちゃんと返事してくれないと困る」
世那が呆れた顔でこちらを覗き込む。
もう、人が感動をかみしめてるんだから、わかってよ!
そのムカつくほどドライでちょっと意地悪な表情も全部好きだ。認めるのはなんだか悔しいけれど、私の理想の旦那様は彼ただひとりなのだ。
「わ、わかってる! 好き、大好き。世那、私と結婚して」
シンプルな単語を連ねると、ようやく納得したように表情を緩める彼。
「ねえ、この指輪、はめていい?」
「ああ、かまわないけど、サイズがわからないから大きめに作っておいたんだ。あとで詰められるらしいから――」
そう説明する彼をよそに、小箱から指輪を持ち上げる。左の薬指でいいんだよね? ドキドキしながら指に滑らせると、つけ根にぴたりと収まった。
「あ、見て、ぴったりだよ!」
「え、ちょうどいいのか? …………まあ、手間が省けてよかった」
「ん、待って。今、さりげなく指が太いって思わなかった?」
「気のせいだ」
ふいっと目を逸らしごまかす彼。
私が頬を膨らませると、彼はちらりとこちらをうかがってプッと吹き出した。
こんなラブラブでも甘々でもなく、しょっぱいやり取りばっかりな私たちだけど、きっと末永く心地いい関係を築いていけると思う。
努力と偶然の積み重ねでひとつひとつ紡いできた奇跡が、運命のパートナーに導いてくれた。彼となら最高の未来を描ける、そう確信している。
【END】
頭の中が幸せいっぱいでうまく日本語が出てこない。
「おい、人生で最初で最後のプロポーズだぞ? ちゃんと返事してくれないと困る」
世那が呆れた顔でこちらを覗き込む。
もう、人が感動をかみしめてるんだから、わかってよ!
そのムカつくほどドライでちょっと意地悪な表情も全部好きだ。認めるのはなんだか悔しいけれど、私の理想の旦那様は彼ただひとりなのだ。
「わ、わかってる! 好き、大好き。世那、私と結婚して」
シンプルな単語を連ねると、ようやく納得したように表情を緩める彼。
「ねえ、この指輪、はめていい?」
「ああ、かまわないけど、サイズがわからないから大きめに作っておいたんだ。あとで詰められるらしいから――」
そう説明する彼をよそに、小箱から指輪を持ち上げる。左の薬指でいいんだよね? ドキドキしながら指に滑らせると、つけ根にぴたりと収まった。
「あ、見て、ぴったりだよ!」
「え、ちょうどいいのか? …………まあ、手間が省けてよかった」
「ん、待って。今、さりげなく指が太いって思わなかった?」
「気のせいだ」
ふいっと目を逸らしごまかす彼。
私が頬を膨らませると、彼はちらりとこちらをうかがってプッと吹き出した。
こんなラブラブでも甘々でもなく、しょっぱいやり取りばっかりな私たちだけど、きっと末永く心地いい関係を築いていけると思う。
努力と偶然の積み重ねでひとつひとつ紡いできた奇跡が、運命のパートナーに導いてくれた。彼となら最高の未来を描ける、そう確信している。
【END】


