婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
私の手を引いて一歩前を走る彼のうしろ姿を見つめながら、鼓動が高鳴っていくのを感じた。



辿り着いた先は大通りの裏手にある公園だった。もうすぐ二十一時で人の気配はなく静かだ。

ベンチの前まで来たところで、ようやく彼が繋いでいた手を解く。

無事に逃れられた安堵なのか、あるいはまだ動揺を引きずっているのか、膝の力が抜けてベンチにへたり込んだ。

「……すみません、でした……まさかこんなことに」

一歩間違えれば、それこそ口にできないようなひどい目にあっていたかもしれない。今さら恐怖が押し寄せてきて、唇が震えた。

「忠告したばかりだろ。なにしてんだ」

こんなときでも聖澤さんの声は鋭く冷たい。でもそれも仕方がない、責められて当然の軽率な行動をしてしまったのだから。

「本当、ですね。さすがにこれは、迂闊だったと反省してます……」

ああ、自分が情けない。掠れた涙声でなんとか反省の旨を述べ終えると。

ポン、と。彼の手が頭の上にのっかってきたので、衝撃で震えが止まった。

……え? なに、これって――慰められている?

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