婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
「この持ち主、今、めちゃめちゃ困ってるんじゃないですかね……?」
ぽつりと漏らすと、彼は、はぁぁ~と深く長いため息をついて眉間に皺を寄せた。
どうしてその可能性に気づかなかったんだろう、そんな後悔の色が表情に浮かんでいる。
こんなドタバタ劇になってしまい、なんだか私まで責任を感じた。
「……交番に行く」
「……ご一緒します」
落とし主は家に入れず困っているはずだ。一刻も早く届けてあげないと。
私たちは近所の交番で事情を説明し、拾得届の書類に記入をした。
キーケースを拾ったカフェはギリギリ閉店前。連絡がついたので、落とし主から問い合わせが来たら『交番に届けた』と伝えてほしいとお願いする。
全手続きが終わる頃には二十二時過ぎ。交番を出た私たちは、駅前のビル街をスローペースで歩きながら「なんだか疲れましたね」「ああ」と気のないやり取りを交わす。
「……ありがとうございました。わざわざ届けに来てくれて」
電話で取りに来いと呼び戻すこともできたのに、わざわざ足を運んでくれたのは、婚活を邪魔しちゃ悪いと思ったからではないだろうか。
ぽつりと漏らすと、彼は、はぁぁ~と深く長いため息をついて眉間に皺を寄せた。
どうしてその可能性に気づかなかったんだろう、そんな後悔の色が表情に浮かんでいる。
こんなドタバタ劇になってしまい、なんだか私まで責任を感じた。
「……交番に行く」
「……ご一緒します」
落とし主は家に入れず困っているはずだ。一刻も早く届けてあげないと。
私たちは近所の交番で事情を説明し、拾得届の書類に記入をした。
キーケースを拾ったカフェはギリギリ閉店前。連絡がついたので、落とし主から問い合わせが来たら『交番に届けた』と伝えてほしいとお願いする。
全手続きが終わる頃には二十二時過ぎ。交番を出た私たちは、駅前のビル街をスローペースで歩きながら「なんだか疲れましたね」「ああ」と気のないやり取りを交わす。
「……ありがとうございました。わざわざ届けに来てくれて」
電話で取りに来いと呼び戻すこともできたのに、わざわざ足を運んでくれたのは、婚活を邪魔しちゃ悪いと思ったからではないだろうか。