婚活!~絶対幸せになれる婚、探してます~
まあこれも仕事だ。相性いかんにかかわらず、いつも通り全力で働くのみ。

「それはそうと」

暗い空気を察してか、ジュリナが話題を変える。私の肩を小突きながらにやりと口もとを緩めた。

「今日は定時に上がれるんでしょうねえ?」

「それはもちろん! 私、今日の婚パに賭けてるから……!」

婚パ――字面を見れば一目瞭然、婚活パーティーの略である。

私、桃代紬希は現在婚活に勤しんでいる。将来の夢は素敵なパートナーと巡り会って幸せな結婚をすること。

そう願うようになったのには、深い深~いわけがあって――。

「コンパって……随分古臭い響きだな」

そのとき、背後から冷ややかなツッコミが飛んできて、私とジュリナは足を止めた。

立っていたのは聖澤さんだ。これから客先に行くのだろうか、上質そうなダークグレーのコートに、モノトーンのチェック柄のマフラーを巻いている。暖かそうな格好。なにしろ一月上旬で外は曇り空、かなり冷える。

「それ、変換違いですうー。合コンの『コンパ』じゃなくて、婚活パーティーの『婚パ』」

仁王立ちで反論したのはジュリナだ。

「合コンと婚活パーティーって、なにか違うのか?」

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